こんにちは、腕時計を尋ねて三千里。マグカメラです。
以前こんな記事をあげました。
ビジネスにも普段使いにも使えるおしゃれな普段使い用腕時計の記事。
いつも使っていたお気に入りの腕時計が壊れて困っていたんですね。
あれから1年、ついに腕時計を新調しました!!
いやあ、時計一つにどれだけ悩んでるんだという話ですが……笑
優柔不断の面目躍如です。
ともあれ、ようやく購入した渾身の一本、ISSEY MIYAKE Wについてご紹介したいと思います!
ISSEY MIYAKE Wとは?
ISSEY MIYAKEは日本を代表するデザイナーでありアパレルブランド……らしいのですが、僕に全く知識がないのは前回の腕時計記事の通り。
その時紹介したのが、この時計。
当時の僕のイメージは、挑戦的な変わり種の時計のブランドなんだなー。面白いけど、使いどころが限られるなあ……といった感じ。
その後、特にISSEY MIYAKEに触れることなく、時計屋を巡っているうちに見つけたのがこのISSEY MIYAKE W
あ、あれ!?ISSEY MIYAKEなのに普通!?いや、でも待って……
格好よくないか!?これ!!
ということで、慌てて調べてみて分かったのは、この時計のデザイナーは和田智という方。
なんとこの方、アパレルデザイナーではなく、元々アウディのエクステリアデザインを担当されていた、れっきとしたインダストリアル系のデザイナーなのです。
アウディですよ、あのアウディ!!
アパレルに疎いガジェット好きは多くとも、メカが嫌いなガジェッターはいないはず!
なるほど、惹かれる訳です。
開封の儀・外観レビュー
ということで、早速開封していきます。
これが、本体。
おお……美しい……。
文字盤
カーデザイナーらしく、アルミホイールにインスパイアされたケースと、計器類を思わせる文字盤。タイヤとインパネの融合ですね。
メタルでできた1/12メモリの間に刻まれる1/60メモリの雰囲気はまさに車のメーターのよう。
背面
文字盤に負けず劣らずメカメカしくて格好良いです。 アウディTTのガソリンカバーのイメージらしいですが、アウディのガソリンカバーってこんなに格好良いの!?とむしろ驚いてしまいました笑
側面
竹がモチーフとのこと。言われればそんな気がしますね。時計にしてはかなり分厚い筐体となっています。この厚みは人によっては嫌な方もいるかもしれませんね。個人的には物質感があって、むしろ好きです。
ベルト
ベルトはメッシュタイプ。
ネット通販でさがせば、革ベルトや通常のメタルベルトタイプも売っていました。
メッシュベルトっておじさんが使うイメージだったのですが、このISSEY MIYAKE Wにはむしろスマートさやスタイリッシュさを個人的には感じ、あえてメッシュを選びました。
ベルトホルダーで一回細くなるからなのでしょうか?
画像で見る限りは、メタルベルトの方が少し野暮ったく感じます。
革ベルトの方は、店舗で実物を確認しました。スマートながらも可愛らしさがあって、かなりおしゃれだと思います。ただ、ベルトの色が明るすぎてビジネスで使いにくいこと、毎日使う予定なので劣化しやすい革を避けたかったことから却下されました。
プライベートのみの使用であれば、こっちもかなりおすすめですね。
実際に使用してみる
装着感
では、早速装着した様子から。
どうでしょう?
時計本体が通常より大きく重いので心配しましたが、そこは問題ありませんでした。特に腕が疲れる等ありません。
ただ、こっちの角度から見ると確かに分厚さは感じます。僕の職場では問題なく使えますが、身だしなみに厳しい会社だとNGなところもあるのかな?まあ、すっきりした形状なので大抵の会社ではOKだと思いますが……笑
付け心地で問題なのは一点だけ。ベルトがメッシュタイプであるため、使い始めは僕の腕毛を巻き込んでチクチクすることがありました。まあ、数日たてば毛を刈り切ったのか、巻き込むことはなくなったので大した問題ではありませんね。
機能面
クロノグラフということで、ストップウォッチ機能がついています。
サイドの3ボタンの一番上がストップウォッチ計測開始・ストップ。一番下のボタンがストップウォッチリセットボタンとなっています。(当然ですが、真ん中は普通のりゅうずですね)
ストップウォッチのリセットボタンはちょっとした感動ものです。
この戻りの早さ!針が一瞬で戻ります。まあ、今までストップウォッチ機能付き時計を使ったことなかったので、どんな時計もこんなものなのかもしれませんが……笑
3つの小窓は上からそれぞれ、ストップウォッチの分表示、ストップウォッチの時間表示、普通の秒針 、となっています。
ストップウォッチで長時間測る人には嬉しいかもしれませんが、分表示は1/12メモリ、時間表示は1/4メモリなので正確な値が分かりません。上2つは実質飾りみたいなものですね。
今回購入したのはISSEY MIYAKE Wの直径44mmサイズなのですが、実はもう一つ38mmのミニバージョンが存在します。
こちらは、ストップウォッチの時間表示窓の代わりに曜日表示窓となっています。
個人的には、44mmバージョンもそうしてほしかったなあ……
8ヶ月使用してみて感じたこと
デザインはやっぱりいいです。奇をてらっておらず、シンプルに格好良い。この手のは中々飽きがこないと思います。
その一方で、視認性の悪さ。これは明確な欠点です。
なにが見にくいって、針!!メイン文字盤には長針、短針、ストップウォッチの秒針の3つの針があり、長針・短針がベージュなのに対して、ストップウォッチの秒針がシルバーで色分けされています。……分かりづらい!!。なんてったって、どっちも白っぽい。むしろ、光を反射して輝く分、ストップウォッチの秒針の方が目立って見えます。
慣れるまで、たびたび長針とストップウォッチ秒針は見間違えてしまいました。
ただ、明るい時はまだ良いです。慣れたら済む話ですし、たとえ一瞬戸惑ったとしてもよく見れば気づきます。
問題は夜。暗い時です。そもそも針が細いので見えにくい。目を凝らしてようやく白っぽい針を見つけたと思ったら、3本ある始末!!
薄暗い中、ベージュと銀の見分けは不可能に近いです。
まあ、暗い時はスマホで時間を見ればよいので実用上問題ないのですが、少し不便。時計に大してデザイン性より機能性を重視する人にとっては、かなりの欠点だと思います。
ちなみに、メッシュベルト以外のモデルでは、ストップウォッチの芯が水色や赤色等カラー付になっています。カラーがあれば、大分視認性はよくなりそうですね。薄暗い中では以前同じ問題が起きそうな気もしますが。暗い時は黒っぽい、白っぽいくらいしか見分けられないですからね……
マグカメラ的まとめ
ISSEY MIYAKE Wの良いところ
- 価格(4万5千円)の割に見た目が上質
- メカメカしい要素を取り入れながら、スマートさや可愛らしさの同居するデザイン
- りゅうずが大きく操作しやすい
- ベルトタイプやカラー、ミニサイズ等バリエーションが豊富
ISSEY MIYAKE Wの悪いところ
- 視認性が悪く暗い所では時間が分からない
- ていうか明るいところでだって一瞬戸惑う
- 秒針以外の小窓は実際使わない
ISSEY MIYAKE Wの人によっては気になりそうなところ
- 時計本体が分厚く重い
これは個人的には、メリットですが。存在感があって格好いい!
ということで、多少の視認性には文字通り目をつぶってデザインに全振りした腕時計、というのがISSEY MIYAKE Wに対するマグカメラ的な結論です。
この質感でアンダー5万円は正直安いです。同価格帯では図抜けたデザインだと想いました。
視認性だけが残念ですが、まあ実際問題困らないかなあ、と。正直、腕時計は時計としての役目より服飾品としての側面が強いと思います。スーツやネクタイと一緒。時間を確認するためだけに腕時計をつけている人がどれだけいるかという話です。
おしゃれでリーズナブルな時計が欲しい方には是非おすすめです。
今回はここまでです。お読み頂きありがとうございました。
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なぜかメッシュベルトタイプはカエレバでリンクを作れなかったので、テキストリンクを置いておきます。Amazonでは2018年1月執筆時点で売っていないですね