こんにちは。ここのところ、結婚式の準備やら引越やらでブログの更新ができていないマグカメラです。
せっかくの紅葉シーズンなのに全く撮影に行く暇もない今日このごろ。一度くらいは紅葉を撮りに行きたい!……と思っていたところ、ちょうど大阪にいく予定が舞い降りてきました。ここしかない!!
ということで、大阪から愛知へ帰る道すがら、名阪国道を降りて奈良の紅葉を楽しんできました。関西の紅葉といえば京都のイメージですが、実は奈良も負けていませんでした!
長谷寺(桜井市)
なんと8世紀前半に建てられた木造のお寺。奈良といえば、世界最古の木造建築とされる法隆寺が一番に来ますが、それだけでありません。日本最初の都であった奈良。法隆寺・長谷寺に限らず、古いお寺が多く、一日ではとても回りきれません。
お寺のうんちくは置いておいて。今回長谷寺に訪れたのは、秋の紅葉を楽しむため。長谷寺の別名は「花の御寺」。一年を通して様々な花を楽しめるのですが、秋には当然紅葉が楽しめる訳です。
訪れたのは11月25日ということで、下旬頃。基本的にはまだまだ見頃という形でしたが、一部散っている木々もありました。
個人的なおすすめの撮影スポットとしては、国宝に指定されている本堂を通して望める紅葉。本堂の端からもう一方の端を望む訳なので望遠レンズは必須ですが、ここは絶景ですね。参拝客が多くて、陰の部分が増えてしまうのは難点ですが、こればっかりは仕方がありません。時間があれば粘りたかったのですが・・・
また、本堂から望める五重塔。この五重の塔の麓には、ベンチがあるのですがベンチの背にある木から伸びる紅葉が丁度良い位置に来ており、前景として利用しながらポートレートを撮ることができました。
長谷寺に全体的に感じるのは、参道がしっかり整備されており、手をかけて造られているなあ、ということ。この後、紹介する室生寺は山と一体となった寺という印象なのですが、長谷寺は山から境内だけが特殊な空間として切り出されているようなイメージです。どちらがよいのか分かりませんが、建築物としてより手がかけられているような印象を受けました。
名阪国道終点の天理から30分。針テラス(ドライブイン)から25分というところに位置しています。ふらっと立ち寄るにはおすすめです。今回は大阪から愛知への帰路で長谷寺に寄りました。
室生寺(宇陀郡)
長谷寺から車で30分程のところに位置する室生寺。
こちらも770年頃に建てられた歴史あるお寺。女人禁制だった高野山に対し、女性の参拝が許されていた室生寺は「女人高野」とも呼ばれています。
金堂や五重の塔、釈迦如来立像など国宝に指定された文化財も多い・・・のですが、今回これらはほぼ見ていません。帰り時間の関係で、金堂までしか行けなかったためです。なので、室生寺の魅力を全て語る事はできません。しかし、それでも室生寺が良かったと言えるのは・・・僕の行った時間帯が素晴らしかったから!
撮影したのは11月最後の土日の15時頃。山に囲まれ、かつ標高の高いこの地では、この時期この時間帯にちょうど暖かい西日がパーっと降り注ぐんです。
おかげで、紅葉が日に透けて輝くような鮮やかさに!!赤だけではなく、黄や緑がまばらに混ざっているのが素晴らしいです。紅葉の鮮やかさと言えばライトアップですが、太陽光下でこの鮮やかさは本当に限られたタイミングでしか得られません。この日室生寺ではこの光を得られたのは、太鼓橋から仁王門を超え階段を登るまでの一帯のみでしたので、本当に恵まれた条件でした。
ちなみに、日が山に隠れてしまってからの紅葉はこんな感じ。
これもこれで悪くはないのですが、少し渋いというか、魔法が解けてしまったような感じがしますね。
ただ、歴史ある建築物と合わせればこの渋さも味になります。
うーん、良いですね。やっぱり五重の塔や奥の院まで行けばよかったなあ・・・
こちらも長谷寺と同じく、針テラスから25分程度という好立地。「ついで」で回りやすい丁度よい立地ですね。
曽爾高原(宇陀郡)
画像出典:曽爾高原|奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット|曽爾村|山の辺・飛鳥・橿原・宇陀エリア|自然|観光
そして、室生寺から車で40分程に位置している曽爾高原。ここでは「紅葉」に並ぶ秋の景色である「ススキ」を楽しめる秋スポット。
・・・なんですが、室生寺を途中で引き返した事からも分かる通り、行くことができませんでした。
なんだったら紅葉よりも興味があった場所なのに!!!
実は、室生寺の近くを走りながら「曽爾高原」という看板を見つけて初めて曽爾高原が近くにあることを知ったマグカメラ。見つけた時は「もっと早くくるべきだった」と本当に後悔しましたね・・・。
つまり今回のルートは一日で紅葉もススキも楽しめる超贅沢なルートだった訳です。惜しいことをした・・・。
マグカメラ的まとめ
ということでお読みいただければ分かる通り、行き当たりばったりで望んだ奈良の秋探訪でしたが、思っていた以上に「こうすれば良かった!!」という点がありましたので敢えて記事にさせて頂きました。
これ、上手く回れば京都も目じゃないくらいの秋を楽しむ黄金ルートに成り得る気がしています。
僕の今回の動線である長谷寺⇛室生寺⇛曽爾高原⇛名阪国道で帰路というルートも良いですが、室生寺で紅葉を楽しみ、曽爾高原でススキの夕焼けを撮影、そのまま長谷寺でライトアップの紅葉を楽しむ・・・なんてルートも良いかもしれません。長谷寺も室生寺も紅葉ライトアップはありますし、曽爾高原にはキャンプ場もあります。ルートの組み方は何通りも組めますが、どんなルートであっても秋を最大限満喫できることは間違いなし!!
これから秋に名阪国道を通る方は是非訪れてみては如何でしょうか。
今回はここまでです。お読み頂きありがとうございました。