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スーツケースの花形!機内持ち込みサイズのおすすめ6選

人生でアジア圏や欧州圏で住んでみたり、旅してみたりして気づいたことがあります。 それが、、、結局スーツケースは機内持ち込みの使用がほとんどだということ

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以前預け入れ荷物サイズのスーツケースを相当悩んだのですが、結局使ったのは引越しの時と、1週間以上丸っと1箇所に滞在すると決めた場合のみでした。結局サラリーマンだと有給使って、3、4日の休みが精々。そのレベルの旅行だと機内持ち込みで済んでしまいますし、そもそも僕はLCCを使った旅行が多いのでそもそも預け荷物は別料金・・・

ということで、僕の旅行はほとんどEagle Creekのスイッチバックと共にありました。13Lの取り外し可能なバックパックを除けばギリギリ機内持ち込みできるサイズの僕の相棒です。いざとなったら背負うこともできるこのバックなら、海外で未舗装の悪路にぶち当たった時も大丈夫!ということで学生時代に東南アジア周遊用に購入してから10年近くずっと使ってきました。

でも、10年も使うとだんだんへたってきます。その上もともとは機能性重視で購入していたため気にしていなかった黒と赤のツートンも少し気になってきたので、今回新しいスーツケースに置き換えることにしました。

ということで、今回はそんなソフトケース派の筆者が調べて見つけた機内持ち込みスーツケースをご紹介したいと思います。また、執筆に時間かけている間に結局ここから1つに選んで購入しましたので最後にご紹介したいと思います。

スーツケースに求めること

これからスーツケースを紹介していくにあたって、筆者の好み・ポジションを明確にしておきます
欧州とアジアの20カ国以上旅してきた筆者がスーツケースに求めること、、、それは2つしかありません。それは、シンプルな開閉性旅の相棒として愛着が持てること。細かい機能を言い出したら、フレームはハードでなくてソフトがいいだとか、TSAロックは当然必要だとか、車輪のロック機能が欲しいだとか、色々あります。

ただスーツケースは大抵の人にとって毎日使うものではありません。毎日使うものではないので、あまり細かい機能が多くても自然に使いこなせるようには中々ならないものです。だったら、ガバッと開いて放り込める簡単に閉じれるシンプルな開閉性と、そして毎日は使わないが長く使うものなので、何年経っても愛着が持てる所有感を大事にするべき。それが人生で4つのスーツケースを使ってきた結論です。

シンプルな開閉性

シンプルな開閉性というのは、ようするにフロントオープンで、かつ荷室が1つであることを意図しています。

ハード系のスーツケースでよくあるのが、スーツケースを真ん中で開く2荷室スタイルのスーツケース

正直ほとんどのスーツケースがこのスタイルです。ただこれだとスーツケースの2倍のサイズのスペースがないと開くことができないし、空港で開くと中身を周りの人に完全にさらす羽目になります。その上、そもそも荷室が二つだとスーツケースを開く際、どちらかの荷室の重量分丸々持ち上げる必要あるので重いし疲れんです

フロントオープンであれば、スーツケースを立てたままでもサッと開けるし、開閉時に持ち上げるのは純粋なスーツケースの扉だけなので軽いです。予期しないトラブルも多い旅の中で、スーツケースの開閉が手間になるのは百害あって一理なし。さっと開いて、一つの荷室にガッと詰め込む。万人にとって、このスタイルのスーツケースの方が使いやすいと思います。

フロントオープン&1荷室スタイルは従来ソフトケースに多い仕様だったのですが、最近ハードケースでもこの仕様のものが増えてきており嬉しい限りです

旅の相棒として愛着が持てること

これは、基本的にはデザインですね。やっぱり、自分が格好いいと思ったものは長く使えます。また、長く使っているとどんなものでも愛着が湧くものです。そういった意味では、丈夫で耐久性もあることも重要ですね。

マグカメラ的おすすめスーツケース

①Travelpro FreightCrew 5

引用/FlightAttendantShop

良い所

  • フロントオープンかつ1荷室
  • 扉に小ポケットあり(ソフトケース特有)
  • 2輪仕様と4輪仕様を選べる
  • 背面に独立したPCポケットあり
  • ソフトケースの中で圧倒的に格好いい
  • 1682Dのバリスティックナイロン製なので非常に丈夫
  • パイロット向けのプロ仕様なので耐久性安心
  • 170$はコスパが高い
  • 側面にもしっかりハンドルとスタッズ(ゴム脚)がついている
  • バッグハンガー機能あり

イマイチな所

  • 実物を日本でみれない
  • 個人輸入が必要
  • 円安ドル高のため現在割高
  • プロ仕様なのでExpandable(荷室拡張)機能はなさそう
  • 4輪仕様に車輪のロック機能なし
  • 今どきTSAロックが無いので訪米時にはTSAロック対応南京錠が必要
  • 上部とサイドにハンドルはあるが、底(車輪部)に持ち手がない

総括

そもそも、次に買おうとずっと狙っていたのが、Travelproのスーツケース。元パイロットのボブ・ポラスが立ち上げたスーツケースブランドで、世界中のパイロットやCAといったプロフェッショナル向けのスーツケースを提供しています。映画「マイレージ・マイライフ」でジョージクルーニーが使用していたスーツケースブランドになります・・・というのは後で調べて知った話。

元々は、ドイツの空港でパイロットの一団がこのロゴを付けたスーツケースを持って、颯爽と歩いている姿を見て一目惚れしてこのブランドをしりました。

特に、このFreightCrewというシリーズはプロ向けスーツケースとなっており、日本では手に入りません。アメリカから個人輸入で手に入れる必要があるのです。市販向けじゃ無い分内装等も質素なのですが、代わりに安い!なんと170$ほどで手に入るのです。海外輸送費等入るとはいえ、ちょっと前までなら2万円程度で手に入りました。

ただ、残念ながら唐突に始まってしまった円安ドル高、、、為替のせいでコストが1.5倍以上に。。。
なんだか急に買うのが悔しくなってしまったのが、今回のスーツケース探しの動機の一つでもあります。

日本で実物を見れないのが一番のネックですね。

crewoutfitters.com

②Travelpro Crew VersaPack

引用/Travelpro

良い所

  • 日本国内のECサイトで購入できるTravelpro
  • 扉に小ポケットあり(ソフトケース特有)
  • 2輪仕様と4輪仕様を選べる
  • 背面に独立したPCポケットあり
  • ソフトケースの中で圧倒的に格好いい
  • 1682Dのバリスティックナイロン製なので非常に丈夫
  • パイロット向けのプロ仕様なので耐久性安心
  • 170$はコスパが高い!
  • 側面にもしっかりハンドルとスタッズ(ゴム脚)がついている
  • バッグハンガー機能あり

イマイチな所

  • 結局、実物置いてある店を見たことがない
  • FreightCrewより割高
  • 4輪仕様に車輪のロック機能なし
  • 今どきTSAロックが無いので訪米時にはTSAロック対応南京錠が必要
  • 上部とサイドにハンドルはあるが、底(車輪部)に持ち手がない

総括

個人輸入に拒否感ある方は、こちらでしょうね。結局輸入品なのと、一般購入者向けなので少し内装が豪華になっており、代わりに価格も上がってしまっています。ただ、どうしてもソフトケースが欲しいけど個人輸入したく無い!と言う方にはピッタリだと思います。

③LOJEL CUBO S

引用/LOJEL

良い所

  • ハードケースなのにフロントオープンの1荷室構造
  • 高機能にも関わらずミニマル&シンプルな優れたデザイン性
  • ニュアンスカラー含めた9色のカラバリ
  • マチ拡張機能により37L→42Lに容量拡大可能
  • ポリカーボネート製の優れた耐久性
  • TSAロック機能付き
  • PCスリーブ付き

イマイチな所

  • 2輪仕様がない
  • 4輪のロック機能がない
  • 上部とサイドにハンドルはあるが、底(車輪部)に持ち手がない
  • バックハンガー機能がない

総括

ソフトケース派の自分がハードケースでもいいじゃん!と思ったのがこのスーツケースの存在を知った時です。
見事にソフトスーツケースとハードスーツケースの良いとこ取りをしたようなスーツケースで、本当に感心しました。Warm GleyやStone Blueなどの珍しくもオシャレなニュアンスカラーがあるのもメリットです。普段なら黒一択の自分も迷ってしまうような魅力的なカラーで、デザインの抜群。

唯一の欠点は、4輪仕様なのにホイールのロック機能がない所。電車移動が多い方には、毎回スーツケースを抑えるのが少し手間かもしれないですね。

ちなみに、LOJELというブランドは最近まで聞いたことなかったのですが、なんと1991年に日本で創業したブランドでした。ただ、海外展開が主で現在は約30カ国で展開されているそうで、日本へは2017年頃から逆展開されてきたブランドとのこと。日本製ではないようですが、国内企業製は安心材料ですね。

④innovator INV50

引用/innovator

INV50 Sand Beige 38L Cabin – innovator

良い所

  • ハードケースなのにフロントオープン構造
  • 4輪ロック機能あり
  • 高機能にも関わらずミニマル&シンプルな優れたデザイン性
  • ニュアンスカラー含めた13色のカラバリ
  • ポリカーボネート製の優れた耐久性
  • 上部とサイドだけでなく底にもハンドルがついている
  • TSAロック機能付き
  • PCスリーブ付き

イマイチな所

  • フロントオープンだけど2荷室構造
  • マチの拡張機能がない
  • バックハンガー機能がない
  • 2輪仕様がない

総括

LOJEL CUBO Sで4輪ロック機能が無いことが気になる方には、こちらがおすすめです。4輪ロック機能が付きつつ、LOJELと同じくおしゃれなニュアンスカラー含めたなんと13色のカラバリ展開のスーツケース。

LOJELと同等のデザイン性でありながら、全体的な機能はこちらが上まっている印象です。
唯一の違いは1荷室構造か2荷室構造か。これは機能性の良い悪いというよりは、考え方の差ですね。LOJELは1荷室なので、真ん中のジッパーでマチの拡張ができる。innovatorは2荷室構造なのでマチの拡大はできないですが、その代わり整理整頓がしやすい。2荷室構造とはいえ片方の荷室はフロントオープンでアクセスができる。

こればっかりは、好みですね。自分のようなソフトケース好きは1荷室に馴染みがありますが、もともとハードケースを使っているような方はinnovatorが最適。

2荷室さえ問題なければ、機能面からinnovatorを選んだ方が幸せになれそうな気がします。どちらもデザイン性は優れているので所有感はバッチリですね。

⑤Tierral Tomaru

引用/multiverse

良い所

  • ハードケースなのにフロントオープンの1荷室構造
  • 2万円を切る圧倒的なコスパ
  • 4色のカラバリ
  • マチ拡張機能により34L→38Lに容量拡大可能
  • 4輪ロック機能あり
  • 上部とサイドだけでなく底にもハンドルがついている
  • TSAロック機能付き
  • PCスリーブ付き

イマイチな所

  • PET樹脂を使っており耐久性が心配
  • 安いので当然だが高級感は薄い
  • バックハンガー機能がない
  • 2輪仕様がない

総括

今回紹介する中でもぶっちぎりの圧倒的なコスパです。唯一の1万円台で購入できる機種。なのに機能性を妥協しているどころか、むしろ紹介した中で一番の機能性をもった化け物モデルです。CUBO Sに加え、4輪ロック機能と底部ハンドルまでつけているんですからね。CUBO Sに4輪ロックがなくて残念、、、なんて方はコスパ抜きでおすすめできる機種です。

おそらくそのコスパの厳選が、ポリカーボネートではなくペットボトルと同じPET樹脂を使っている所にあるのかな、と思われます。公式ホームページだと、一般的なPET樹脂より耐衝撃性を強めているそうですが、やっぱり不安感があるのと、なにより高級感が少し足りないのがデメリットですね。ただ、スーツケースは道具だし高級感より機能性だ!という方には最適なモデル。

耐久性に不安とはいえ、CUBO Sの半額近いですからね。買い直しても全然困らないコスパはやっぱり魅力的ですね。

RIMOWA ORIGINAL CABIN

引用/RIMOWA

良い所

  • 圧倒的な高級感
  • 傷ついても味になる無敵のデザイン
  • バッグハンガーはついている
  • TSAロック機能あり

イマイチな所

  • 10万円超え、下手すりゃ20万円超えの超高価格
  • アルミケースなので比較的重い
  • フロントオープン非対応の2荷室構造
  • 4輪ロックなし

総括

これまでは、シンプルな開閉性=フロントオープンの1荷室構造にこだわって紹介してみましたが、筆者のもう一方の尺度である旅の相棒として愛着が持てることに焦点を当てると、やっぱり避けられないのがリモワです。

スーツケースを検討する人であれば絶対にその存在は知っているでしょう。アルミケースで重いし、機能性は意外とあるんだけど最新機種のようなトレンド機能はなく、あくまでコンサバな2荷室構造 。でもいいんです。だって格好いいから

筆者は5年くらい前のドイツ訪問時に、ドイツ系の空港でしか購入できないルフトハンザ限定モデルを購入しました。今見ても惚れ惚れするデザインです。妻に完全に奪われてしまったのですが、今でも旅行中見るたびに格好よいなと感心しますね。ええ、自慢です

一応ESSENTIALなどのポリカーボネートモデルも存在はします。ただ、せっかくリモワを買うならアルミケースがおすすめ。ポリカーボネート製であれば、もっと軽いメーカーも、もっと機能性の高いモデルも存在します。でもアルミケースの質感はリモワが唯一無二

また、リモワのアルミケースを買うなら機内持ち込みサイズがおすすめです。なぜなら、アルミで重いとはいえ機内持ち込みサイズなら誤差レベルだから。大きいスーツケースになればなるほどアルミの負担は増します。大型のスーツケースは大人しく重量や機能性に注力しましょう。多少遊びを入れる余地があるのは機内持ち込みサイズの魅力ですね。

しかし、今調べると16万円〜20万円代のお値段・・・結構しますね。円安のせいもあるのでしょうか?昔は高いといってももう少し安かったような・・・

まとめ

ということで、色々紹介してきました。

ソフトケースがよければ、Travelproアルミケースに惚れたならリモワ。そうでない方には、フロントオープンのハードケースとして、LOJEL CUBOかINNOVATORかTOMARUを、各々の好みに応じて選んで頂くのがベストかな、と思っています。

個人的には、電車移動より車移動の機会が多いため4輪ロック機能は正直省いてもいいかなと思っており、デザイン面の好みLOJEL CUBO Sが最有力・・・というか記事執筆途中に購入してしまいました

せっかくカラバリ沢山あるのに、ブラックというコンサバな選択。でも後悔ありません。格好いい!
既に一度CUBO Sと共に旅行に出かけたのですが、正直大満足。リモワ使いの妻も羨む機能性でしたので、こちらについてはもう少し使い込んだらまたレビューしたいと思います。

と言うことで、今回はここまで。お読み頂きありがとうございました。