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オシャレなadidasのOPSバックパックはカメラバッグとしても最強だった件

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こんにちは、最近は連日のように名古屋に出かけているマグカメラです。

一眼ユーザーなら誰しも困るのが、町に出るときのバッグではないでしょうか?

大抵の人は、撮影用にカメラバッグを持っていると思います。でもカメラバッグって……タウンユースだと仰々しい感じがしませんか?

ということで、今回は僕の街歩き用バックパックadidas OPSデイパック20Lについてご紹介したいと思います。

なぜ街歩き用のバックパックなのか

僕はメインカメラバックとしてPeak DesignEveryday backpack 20Lを使用しています。

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これはかなりカメラバッグとしての機能性が突き抜けているにも関わらず20Lというコンパクトさ、すっきりとしたデザインのお陰で、所謂ザ・カメラバッグという風貌ではないスマートさを両立できています。街にも溶け込めるおしゃれなバッグだと個人的には思っているのです。


ですが。


やはりカメラバッグとして作られているため、固くて、ごつい。そして重いのです。

街を見渡して、色んな人の鞄をみていると、皆さんクタっとしています。当然です。ただの街歩きなのだから大した装備は必要ありません。最低限必要な身の回りのものだけを鞄に詰め込んでおけば良いのです。僕達カメラマンには、そこにカメラが追加されるだけ。

それなのに、かっちかちのカメラバッグを背負っていると……なんだか無性に気負っている感じがしてきませんか?

もっとラフに街を歩きたい!!だけど突然のシャッターチャンスに備えて、一眼レフを持ち歩きたい!!

最近はずっとそんなことを考えていました。

定期的にこのブログを見てくださっている方ならツッコミたいかもしれませんね。いや、お前NORTH FACEのスポーツハイカー持ってるだろ!

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やっぱね……ワンショルダーは肩が疲れます。ちょっとしたお出かけには便利なのですが、一日街で歩くときに、一眼の重みが片方の肩にかかり続けるというのは……しんどいですね。

カメラユースには2気室構造が必須だった

で、その辺のデイパックにインナーケースを入れて使ってみたのですが……普通のインナーケースの上にカメラ以外のモノ(財布、カードケース、本、モバイルバッテリーなど)を置くとカメラが取りづらい。かといって、インナーケースを上に置くと下のものが取りづらい。そもそも、読みかけの本なんかは読む度にインナーケースの下までわざわざしまうのか。

結局、インナーケースはでかくて重い(カメラがはいっている場合)ので、普通のものとちがってバッグの中でガサゴソ移動させることができないんです。

つまり結論としては、2気室構造です。リュック内に2つ部屋があり、それぞれにアクセスする方法があれば、カメラとそれ以外のもので収納場所を分けられます。

ただ、2気室構造を採用しており、カメラを取り出せる口があって、かつオシャレ(タウンユースなのでこれも重要!)なバッグはなかなか見つかりませんでした。

ところが!!

たまたま寄った長島アウトレットのアディダスショップで出会ってしまいました。OPSデイパック 20L!!

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adidas……スポーティーでカジュアルな雰囲気もありつつ、タウンユーズにも馴染むスマートさ。そしてスポーツブランドなので機能性にも十分期待できます。

ということで、前置きが長くなりましたが、ここからはOPSデイパックの中身についてご紹介していきます。

adidas OPS デイパック(20L)レビュー

シューズ入れを活用してカメラバックに

まずは全体の様子から。

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どうです?滅茶苦茶格好良くないですか?
最近流行りのボックスシルエットで、街にもおしゃれに溶け込みそう!

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で、肝心の2気室ですが、下部がこのように別れます。おそらく本来の用途はシューズ入れなのでしょうね。

はい、ここだけみて小さいと思われた方。実は2気室を仕切る布はかなり大きめに作られており……

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このように500mlペットボトルを立て置きしても収納できてしまうんです!!

逆に、上の気室からおせば、下の気室をなくすことも可能。つまり1気室としても使えます。

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とにかく、これだけ部屋を広く使えれば十分必要なものは入ります。

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僕の場合、小物入れ(ポーチ)2つとモバイルバッテリー、あとはタオルやカメラのレインコートを収納しています。ストロボ等いれてもいいかもしれません。

この低さ、かつ地面に置いた時衝撃を受けるので、カメラはここに入れない方がいいでしょう。

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メインである上の気室に、僕はインナーケースとカメラをいれています。

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ボディ+レンズに交換レンズ1本を搭載。単焦点レンズならもう一つはいるかもしれません。

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蓋を閉じてもまだスペースが空いています。普段はここを開けておくことで、クタっと感を演出しているマグカメラ。買い物したものを入れておけるし、便利です。

なんだったら、インナーケースに数本交換レンズをいれておいて、カメラはインナーケースの上にのせるという使い方もありかも。

タウニュース用として購入しましたが、メインカメラバッグとしても十分な収納力があります。

ちなみに、ボックス型ということで蓋の開きやすさを気にされる方もいらっしゃると思います。角があるのでファスナーが上手く動かないのでは?と。でも、安心して下さい

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ご覧の通り、指の隙間分空けてしまえば、あとは一瞬で蓋を開くことができます。むしろ下手なバックパックより蓋の開閉性は高いですね。

豊富なポケット類で収納性抜群

バッグの機能性とは、ポケットの数に他なりません。このOPSデイパックもご多分にもれず、カメラバッグとしてもタウンユースバッグとしても嬉しいポケット類が豊富に備わっています。

側面

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まずは定番、サイドのペットボトルホルダー。普段はカメラ側面にぴったりと付いていて、スタイリッシュな見た目を維持しています。しかし、ゴムバンドで留められているため、ポケットを引っ張りあげると……

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500mlのペットボトルが収納できます!

ただ、中にカメラをいれてしまうとキツキツになるので、さらに一回り二回り大きい水筒は入りませんでした。

カメラバッグ的には、このポケットとその上方に二つついているコンプレッションベルトを利用して三脚を差すことが可能!!

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もちろん、その目的のポケットではないため本職カメラバッグに対して安定感はかけますが……。

ただ、一日中三脚をつけて歩く時は本職カメラバッグを使用します。OPSデイパックで三脚を留めることがあるとすれば、それは1日の工程の中でスポット的に三脚が必要な場合。例えば、車で色んな場所を点々とする。基本は車に三脚を置いておくけど、ある一カ所だけは、三脚が欲しい。

そういう場合に対応できるポケットがあるというのは、やはり助かります。

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また、側面にはペットボトルホルダー上方にチャックで開閉できるポケットがあります。折りたたみ傘等、少し長さのあるものを収納するのに便利です。

三脚を差してしまうとアクセスできなくなってしまいますが笑

ただ、サイドの構造は両サイド全く同じなので、両サイドのポケットを使い切らない僕のような方は、三脚の反対側を使うようにすれば問題ないですね。

正面

フロント側、シルバーのアディダスロゴが光るこの部分にも広いポケットがあります。

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電車などでカバンを前に抱きかかえながら座る時にアクセスしやすい位置取り。

読みかけの本を入れるのにぴったりです。

カメラバッグ的には折りたたみのレフ板やリフレクターを収納できそう。このバッグで、そこまでやるかというのはおいておいて笑

背面

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背面は当然、PCポケットがあります。

12インチのSurface Proが余裕で入る大きさ。もう一回り二回り大きくても十分な広さです。

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仕切り板も背中側、室内側ともに固くてしっかりしたものが入っているので、書類や雑誌を収納するのも良いかもしれません。

天蓋

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実際、普段使いする中で一番便利だと感心するのが、メイン気室の蓋に位置しているこのポケット。

浅そうに見えて意外と容量が多く、500mlペットボトルが二本入ります!!

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もはや第3の気室と言ってもよいかもしれません。

ポケットの中で最もアクセスしやすいこの位置に、この容量のポケットがあるのは大変助かります。

正直、どんな用途でも便利だと思いますね。ずぼらな僕は、カードケースからカメラの予備バッテリーまでやたらめったら放り込んでいます。

カメラバッグ的には、ストロボなんかいれてもいいかもしれません。単焦点レンズだってはいるかも?

その他機能

ハンドル

バックパックを選ぶ上でハンドルや取っ手の有無はかなり重要です。これがあるとないとではハンドリング性が大きく違ってきます。また、致命的なのはトイレですね。個室の荷物掛けに掛けられる取ってがないと、大事なバッグを床に直置きする羽目に……

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OPSデイパックでは、なんとただ取っ手がついているだけではなく、ゴムのクッションがついています。これが大変秀逸です。ただのナイロンハンドルだと、持っている間に手が痛くなったりするのですが、ゴムだと全然疲れません。また握った時の質感も良く、かなりお気に入り。

背面クッション

クライマクールという独自素材でできた厚みのあるクッション。

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公式サイトやよると、『常に体をクールに保つCLIMACOOL®は体温の上昇に沿って、高通気性繊維がヒートゾーンの熱と汗をすばやく逃がす』素材らしいですが、冬しか使っていないのでその真価はまだ評価できないのが正直なところ笑

ただ、背負ってて気持ちよいなと思うのはそのクッションの厚さ。これだけ厚いのに、通気性まで両立しているとすれば、流石はアディダスですね。

ロードスプリング

型ベルトには一部ゴムになっており、荷重を吸収します。

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公式サイトによると『特殊なスプリング構造でバッグの重みを軽減し、肩への負担も軽減する機能ショルダー』とのこと。

これが有ると無いとで、どれだけ肩に効くのか正直分かりません笑
背負っていても、あまり伸びてはいないような……

背負い心地はかなり良いので、やっぱりどこか効いているのでしょうね笑

チェストベルト

走ったり重い荷物を運ぶ時に、あると嬉しいチェストベルト。位置調節もできます。

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ただ、普段チェストベルトを使わない僕のような人間にとしては、チェストベルトが取り外せないのは少し残念かな……

OPSデイパックの残念なところ

ここまで基本的に褒め続けてきたOPSデイパックですが、当然残念な部分もあります。

防水性がない

ある程度のカメラバッグなら完全防水とはいかずとも、撥水加工の生地+止水ファスナーくらいは採用されることが多いです。

やはり、もともとがカメラバッグ目的で設計されている訳ではないため、そのあたりの配慮はありません。

ただ、コーデュラナイロンを使用した生地であるため、濡れてもすぐに内部まて浸透する訳ではありません。撥水加工はありませんが耐水性はある程度あります。また、コーデュラナイロンは強度も高いので、重いカメラを運ぶのにも安心ですね。

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まあ、そうは言っても止水ファスナーがないので、ファスナー部から浸透する可能性はあります。雨が降ったら撮影は諦めるのが安心かと思います。

そもそも、雨の中で撮影を続けたいと思う日にこのバッグを選ぶか怪しいですが笑

サイドにハンドルがない

トップのハンドルについてはベタ褒めしましたが、個人的にはサイドにハンドルがないのはかなり残念です。

一人で車に乗る際、僕は助手席にバッグを置きます。そのような場合、乗り降りする際のバッグの持ち方に困るんですよね。

トップのハンドルを持つと高さがありすぎて、車室内のレバーやらハンドルやらに当たります。サイドにハンドルがあるとスムーズに出し入れできるのですが……

腰ベルトがない

バックパックは腰で持つ、が鉄則。

そうは言っても、普段のタウンユースでは使わないのが腰ベルト。面倒だし、大げさだし、格好悪いし……

ただ、一日中歩くような旅程の場合、いざというときの為に収納可能な腰ベルトがあると、なお安心だったかなあ。

まあ、タウンユース兼用なのでそこまでハードに使う予定はありません。残念というより、あればよかったなあくらいですね。

マグカメラ的まとめ

ということで、おしゃれなタウンユースとしてもカメラバッグとしても使えるOPSデイパックの紹介ですがいかがだったでしょうか?

総合するとかなり満足な一品。最近は休みの度にこれを背負ってでかけています。欠点も半分いちゃもんみたいなもんで、実使用においてほぼ不満無く使えているのが本当のところ。

しかも価格がなんと実勢価格で6,000円ほどという驚愕の安さ!!カメラバッグだと1万から2万くらいはする機能性をこれだけの価格で販売できるのは、やはりパイの広いアディダスならではですね。

カメラユーザーにもそうでない人にも、おすすめできるバックパックだと思います。

今回はここまで!お読み頂きありがとうございました!!

ちなみに、20L/26L/30Lの容量展開に、カラーバリエーションも豊富です!スタイリッシュにきめたいなら20Lがおすすめですが、容量が必要だったり、オーバー目なスタイルが好きな方にも安心ですね。