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マイボトルの最高峰!ベストな炭酸水対応ボトルを求めて5種を比べてみた

こんにちは。

コロナ禍も終わり、ステイホームのトレンドも終わりました。念願の旅行も解禁で大変結構なのですが、代わりに増えてくるのが出社機会。真夏の通勤生活の再開です。まさに地獄

この地獄から逃れるために通勤時に手を出してしまうのが、コンビニドリンクです。通勤の道すがら、毎日お茶やら炭酸水を購入しのみながら通勤。会社につくころには少し緩くなってしまうので売店でまた冷たいドリンクを購入。仕事中はストレスからウォーターサーバーでは我慢できず、また売店でコーヒーや炭酸水やRedbull。気付けば、金を稼ぐための仕事なのに通勤コストが嵩んできている始末!!

ということで、ずっとマイボトルを導入しようと思っていたのですが、ふと調べると普通のボトルは炭酸水を入れられないんですね。でもそれは正直滅茶苦茶困ります。ぬるくなって一番嫌な飲み物が炭酸飲料です。お茶くらいならぬるくなっても喉が乾けば飲みますが、炭酸水は全く飲む気をなくします。そもそも、温度があがるほど炭酸抜けやすくなりますし。。。

せっかく買うなら、どんな場面でも対応できるボトルが欲しい。だったら炭酸水対応のものを買っておけ!!
ということで、今回炭酸水対応ボトルを本気で調べてみました。

炭酸水対応ボトルという選択肢

欲しい機能

今回セレクトした候補ボトルは全て僕の独断と偏見にもとづいております。僕が欲しいボトルの条件は以下です

  • もちろん炭酸水対応
  • 保冷機能は必須
  • せっかくなら冬も使いたいので保温機能も欲しい
  • 500ml程度の容量が希望
  • デザインがスタイリッシュであって欲しい
  • 開け閉めは楽に越したことがないが漏れないでほしい
  • 食洗機対応だと嬉しい、せめて洗いやすいものがいい

炭酸水対応の仕組み

そもそも炭酸を普通の水筒に入れてはいけない理由はなんでしょうか?

炭酸水はぬるくなる等の温度変化や振動によって、少しずつ炭酸が抜けてしまいます。炭酸が抜けると密閉された水筒内の空気量が増える=内圧が上昇します。内圧が上昇すると、蓋が開けにくくなったり、蓋が開いても炭酸が吹きこぼれてしまう。したがって、通常の水筒に炭酸水を入れることは推奨されていないという訳です。

一方で、今回紹介する炭酸水対応ボトルの仕組みは簡単です。細かい内容に差はあれど、要するに開栓し切る前にプシュッと内圧を逃す機構がついているのです。先にボトル内の炭酸ガスを抜くことで、吹きこぼれずに開栓する。

逆に言うと、炭酸水対応ボトルは炭酸が抜けないボトルでは決してない点だけ注意が必要です。とはいえ、保冷機能がある分、ペットボトル保管と比べ段違いに炭酸は抜けにくい、、、はず!

炭酸水対応ボトル5種

FLSK

良い所

  • とにかくおしゃれ
  • カバンにスッと入りそうな細身のスタイル
  • 保温も保冷もいける(保温18時間、保冷24時間)
  • 保温性能:18時間で90℃→62℃(500mlサイズの公式評価)
  • 保冷性能:24時間で4℃→10℃(500mlサイズの公式評価)
  • 公式でクリーニングビーズなるものが売っている
  • まるで高級ウイスキーのような化粧箱
  • 振っても漏れないし吹きこぼれないらしい
  • キャップのシリコンリングは単品で購入可能

jp.flsk.com

いまいちな所

  • 開栓は普通のネジ式(ワンタッチではない)
  • カラビナ等はつけられない形状(バッグの中に入れる必要あり)
  • 口が細いのでブラシまたはクリーニングビーズが必要そう
  • 口が細いので小さめの氷しか入らない
  • 食洗機は使えない

所感

そもそも炭酸水対応ボトルの存在を知ったのがこのFLSK。デパートで見かけた時はそのまま買いかけるくらいスタイリッシュで見惚れました。おしゃれな分、性能的にどうかと不安だったのですが保冷保温共にしっかり対応。そのうえ温度変化の評価結果も公式で載せているくらい自信がある様子。一発目にして、もうこれでいいんじゃないかな?と思ってしまうくらい完成度が高い。。。

唯一のネガは開栓方法がコンサバティブなネジ形状なこと。でもコンサバな方が漏れなくて安心感があるとも言えます。

タイガー

良いところ

  • 投入口が広いので氷を簡単に入れられる
  • 飲み口は細いので飲みやすそうだし、氷がでてこない
  • 安全弁機能により内圧が高まった際、自動で圧を抜いてくれる
  • キャップが繋がっているのでなくさない
  • キャップストラップを利用してカラビナなしでもカバンに取り付けられる
  • 保温機能はないが4000円弱とFLSKより2000円程安い

いまいちな所

  • 保温機能がない
  • キャップがネジ締め式で、しかもかなり回す必要がある
  • 食洗機は使用不可

所感

保温機能をどう考えるかで評価が変わるボトルですね。保温機能が必要であればその時点でNGですが、保冷機能だけあればいいという方にとってはかなり魅力的なモデル。自動で内圧を逃してくれる安全弁機能はFLSKや他のボトルにもあまりない機能。やっぱり安全ですね。

また、氷を入れやすいのもポイントで、保冷機能メインにするならガンガンに氷をいれて持ち運びたいですね。経験上、真空断熱ボトルは思ったより氷が長持ちするので、最初にいれたドリンクを飲み切った後でも氷を残せる気がします。キンキンに冷えたドリンクを2回、3回楽しめるような運用ができる気がしています。

一方で、実物を店頭で触って気になったのが、思ったよりネジを回すなと思ってしまったところ。これを安心ととるか、開栓が面倒くさいと取るかでも評価が割れそうです。

良くも悪くも強み弱みがはっきりしており、合う合わないが明確に分かれそうなボトルです。

Thermos

良いところ

  • 信頼のThermosブランド
  • 圧力開放穴があるのでタイガーと同じく自動で内圧開放してくれる?
  • 氷を入れるには問題なさそう
  • 保温機能はないが4000円弱とFLSKより2000円程安い

いまいちな所

  • 保温機能がない
  • 開栓は普通のネジ式(ワンタッチではない)
  • カラビナ等はつけられない形状(バッグの中に入れる必要あり)
  • 見た目がザ・水筒
  • 食洗機は使用不可

所感

保温機能がなく内圧の自動開放がある(?)点や価格帯的にもタイガーと競合してる印象のボトル。

Thermosは大ファンで我が家のタンブラーは全てThermosに統一している程気にっているメーカーなのですが、、、あれ?正直ちょっとダサくない・・・?

個人的には惹かれることもなく、これだったらタイガーを選ぶかな、と思っています。

Revomax

良いところ

  • 3ボタン同時プッシュ開栓で簡単に開栓できる
  • 保温も保冷もいける(保温18時間、保冷36時間)
  • キャップは食洗機対応
  • カラビナでカバンの外に引っ掛けられる
  • デザインがスタイリッシュ
  • 4.4cm口径で普通の氷は問題なく入れられそう
  • 容量バリエーションが豊富(500ml付近でも473mlと592mlの2バリ)
  • ORIONビールや猿田彦珈琲ともコラボしており信頼感あり
  • キャップのシリコン部は単品で購入可能
  • Intelの元エンジニアが創業した企業

いまいちな所

  • キャップはキャップ・リング・シリコンの3部品構成で複雑
  • 3ボタン式開栓は革新的すぎて漏れないか不安
  • 「炭酸飲料をご使用の場合はキャップが自然に開く恐れがありますので、30分に一度を目安に開栓し、中の圧力を下げてください」という厄介すぎる注意書き
  • ボトルは食洗機対応不可

所感

開栓方法において独自性が際立っているボトル。簡単に開栓できて、保冷も保温も可能で、その上見た目も格好いい!!これはRevomaxで決まりか!?・・・と思ったのですが気になるのが、炭酸水飲料使用時の30分に一回開栓推奨。う〜ん・・・面倒くさい!!ワンタッチ開栓とはいえ、30分に一度開けるのは手間な感じがします。

30分に1回開栓するくらいなら、カラビナでカバンの外につけて最悪漏れることも覚悟で持ち運ぶか・・・?

一方、これだけ機能盛り盛りで592mlモデルで5,500円とFLSKと一緒か少し安いくらい。保冷のみのタイガーやThermosより絶対額は高いですがコスパは高めに感じますね

キントー

良いところ

  • *保温も保冷もいける(保温80℃以上・保冷6℃以下(6時間))
  • にも関わらず保冷機能のみのボトルと同じ4,000円以下で購入可能*
  • デザインがスタイリッシュ
  • 4.4cm口径で普通の氷は問題なくいれらそう
  • カラビナでカバンの外に引っ掛けられる
  • キャップのシリコン部は単品で購入可能

いまいちな所

  • 開栓は普通のネジ式(ワンタッチではない)
  • 食洗機は使用不可
  • コーヒー用具メーカーのイメージが強い
  • 580mlと1080mlモデルしかない

所感

今回紹介する中で最強のコスパモデル。の割に、目立った欠点もありません。

本当に?と少し疑ってしまいますがKINTOもタンブラー等出しており、ものも悪くありません。(Thermosの前はKINTOを使っていました)
正直、炭酸ボトルお試しであれば最適なボトルな気もします。一方で拭えないのがKINTOでいいのかという一方的な不安。ここに抵抗がなければ、QCDのバランスがかなり良いボトルかな、と思います。

ちなみに、そもそも炭酸水対応が不要な方はこちらのTRAIL TUMBLERではなくTRAVEL TUMBLERがおすすめです。店頭で実物を触ったのですが、本当に1回転ちょっとで開栓できるため「あれ、もう開いたの!?」とちょっと感動しました。炭酸水対応不要であれば、コスパやデザインの面からもTRAVEL TUMBLERを買ってましたね。

まとめ

ということで、炭酸水対応ボトルを独断で5つ選ばせていただき、勝手に比較してみました。

結論として、コスパを求めるのであればKINTO、スタイリッシュさを求めるならFLSK、炭酸水だけいれたいので保冷機能だけでよければタイガー、開栓の簡単さを求めるならRevomaxかな、というのが僕の感想です。正直、Thermosはどの観点からみてもちょっと厳しいかな、と思いました。タンブラーは本当に最高なんですけどね。

で、実際僕が何を購入したかというと、、、、

Revomax SLIM 12oz(355ml)モデル!!

500mlじゃないんかい、という突っ込みを受けそうですが、500mlペットボトルを購入時って、実際はその場である程度は飲んでしまうので正直355ml入れば困らないんじゃないか、と思ったこと。そして、12oz SLIMモデルを持った時の感覚が500mlペットボトルに近い感覚であったという取り回し性を優先し、容量を少し小さいものを購入しました。

Revomaxを選んだ決め手は3プッシュの簡単開栓機構。30分での圧抜き等含めて心配点もあったのですが、それも含めてボトルの機構自体にガジェット的な面白みがあったのが、僕にとって魅力的でした。チャレンジの意味も込めてRevomaxを選んでみたのが本音のところ。

ちなみに個人的な順位は以下の通り。

  • 1位:Revomax
  • 2位:タイガー
  • 3位:FLSK
  • 4位:KINTO
  • 5位:Thermos

正直、他に保温水筒があればタイガーを選んでいたくらいタイガーの見た目も気に入っていました。写真以上に実物は質実剛健な雰囲気があって質感が好みでした。安全弁機構があったりと、正直炭酸水対応に一番真正面から本気で取り組んでいるのはタイガー(とThermos)だったと思います。2つ目のボトルだったらタイガーを選んでいましたね

FLSKもビジュアルは本当に好みなのですが、機構的に目立つ所がないのが地味でしたね。。。

KINTO、Thermosは正直購入意欲がそこまで湧きませんでした。見た目含めた好みもあるので、この辺りは人によって評価が変わるところですね。

でも、やっぱりガジェット的なワクワク感においてRevomaxに軍配が上がりますね。かなり個人的な観点ですが。。。笑
Revomaxについてはこの夏使ってみて、またレビューしてみたいと思います。ということで、今回はここまで。ありがとうございました。