こんにちは、紅茶大好きマグカメラです。
皆さんはアフタヌーンティーランドというイベントをご存知でしょうか?
名古屋市天白区の紅茶専門店『植田ラティス』さんが中心となって数年前から年に数回愛知県で開催されている紅茶のイベントで、特に2017年以降ノリタケの森と組んだことで、若い女性を中心に爆発的に人気が急上昇している紅茶のセレモニーなんだとか。
その魅力はなんといっても3000円の参加費で、ノリタケ製のティーカップとソーサーが貰え、そのカップで15種類(2018年11月開催)の紅茶を飲み放題・飲み比べできるところ!聞くだけで女性に人気なのも頷けるイベントです。
本来、僕のようなカメラ好きの男にはあまり縁のないイベントでもあるのですが、奥さんに連れられて2018年11月3・4日開催のTHE AFTERNOON TEALAND in ノリタケの森-AUTUMN GARDEN PARTY-に参加してきました。
参加した結論としては・・・「ノリタケ製のティーカップで紅茶の飲み比べ楽しむ」という趣旨自体は非常に素晴らしく秀逸なのですが、実際のイベントとしてはかなり酷いものでした
Twitterで不満が沸き起こっているのも納得なこのイベント。最初はこのブログではスルーの予定でしたが、このまま潰れるには惜しすぎる点もあり、個人的に思ったことをまとめてみたいと思います。
アフタヌーンティーランドのここが酷い!
いきなり不満からかよ!と思われるかもしれませんが、やっぱり不満が先行してしまうイベントであったのは事実。
もちろん良いところもあったので、後でちゃんとそこは言っておきたいと思います。最後に良いところで終わった方が良いですからね笑
ということで、早速不満をぶちまけたいと思います
フード系の回転率が低すぎて3時間待ち
最初からクライマックスと言いますか、もうこれに尽きるんですよね。
そもそもこのイベントは、飲み放題の紅茶を楽しみながら、ノリタケの森園内の屋台でお茶菓子やご飯を楽しもう!というもの。
アフタヌーンティーというだけあって、出店のメインはやはりお菓子。フード系の屋台はなんと3、4店しかありません!!
特にフード専門のトラックが2台、揚げピッツァ店とローストビーフハンバーガー店がでていたのですが、これが激込みでした
3,40人の列に対して30分並んで一、二m進むかどうかという進行具合。Twitterをみる限り3時間並べばようやく食にありつけるというありさまです。
そりゃそうですよね。来場者4000人に対して店の数が少なすぎます。また、フードトラックなので店員は一軒に数人程度。それがこれまた手間のかかりそうな調理を一からやるわけですから回転率の悪いこと!!
入場してピクニックシートを広げ、さあ楽しむぞと早速並んだお店でこの有り様。いきなり果てしない行列に待たされてテンションがた落ちです。11時の出店開始タイミングのちょっと前に入場してこの混み具合はもう機能していないに等しいです。
空腹の中、進む気配のない行列に見切りをつけフードは諦めました。ここで食事をしないという判断をした時点で、アフタヌーンティーランドで長居をするという選択肢はなくなったのです。
12時前にお茶菓子売り切れ続出
フード行列を抜け、せめてアフタヌーンティーを楽しもうとお菓子の屋台エリアに移動して衝撃が走ります。
アフタヌーンティーの王道スコーンをはじめ、既にあらかたのお菓子が売り切れている!!
そのタイミングて残っていたのはパンのようなサイズの大きめのはちみつケーキのみ。アフタヌーンティー的なちょっとしたお菓子ではないことと、唯一のお菓子のため行列が尋常ではないため、これまた諦めざるを得ない結果に。
アフタヌーンティーランドなのにアフタヌーンティーができないという非常事態が発生したのです。
食べ物持ち込み禁止
10時開始、11時出店回転、17時最終入場というイベントで12時時点で既に食べ物がほぼ全滅、という状況でありながら、会場内への飲食物持ち込み禁止というふざけたルール。なんだそれは、餓死しろと言っているのか!!
勿論、今回の惨事には前回のイベントに対して来場者数が激増したという背景があったりします。あまりに増えたため抽選にして4000人の上限を定めたそう。要するにキャパオーバーだった訳ですが・・・上限設定したならそれに見合う量を用意できたのでは?
無秩序にのびる行列
とにかく行列が目立ったこのイベントですが、整理する人がいないため、それが無秩序に伸びてしまったのもポイント。
特に、このイベントはティーカップ片手に移動するというただでさえ機動性の悪すぎるイベント。無秩序な行列に行く手を遮られ、思うように目的の場所へたどり着けません。
出店の列はまだ良いです。ただ、なぜか唯一のカップ洗浄所の前にガチャガチャを設置するという驚愕のレイアウト
ガチャガチャの列で洗浄所への入り口が遮られます。
なんだこれ・・・飲み比べさせる気がないのか!!
他にも、非限定と謳っていたカップが早々になくなったり、限定カップの放送が聞こえなかったりと細かい不満は各所から上がっているようですが、個人的にはこの4つが特に大きな不満の要因でした。
アフタヌーンティーランドのここは良かった!
紅茶の飲み比べは本当に素晴らしい体験
多々ある不満の中、僕が知る限り唯一誰からも不満がでていないのが紅茶のクオリティ
とにかく美味しく、またこのクオリティの紅茶を15種類も飲み比べできるのは本当に贅沢な体験です。
べにふうきやヌワラエリヤといった変わり種から、ダージリン4種の飲み比べなど、紅茶を楽しむイベントとしては本当に非の打ち所のない出来。
これで、お茶菓子がすぐに食べられるのであれば本当に素晴らしいイベントだったんだけどなあ・・・。惜しいなあ・・・
ノリタケ製のティーカップは素晴らしいデザイン
無料のティーカップといえど愛知が誇る世界最大級の高級陶磁器メーカーであるノリタケが提供するティーカップ。
2018年11月今回開催で貰えるティーカップとソーサーは、基本三種+当日限定三種×2日+シークレットとバラエティーに富んでいます。 かなりおしゃれでクオリティも高いものが揃っている印象。
普段、ティーカップなんかあまり興味のない人種ですが、素人目にも高級感とセンスの良さを感じる本当に質感高い造りでした。
紅茶飲み放題でこのクオリティのカップを貰えるのであれば、参加費の3000円は断然安いですね。
まあ・・・ティーカップは別に今回貰わずともノリタケの森内の店舗で普通に購入できるのですが笑
マグカメラ的まとめ
ということで、僕のブログ的には珍しいくらい不満が先行した内容となった今回。 記事を書くのも時間がかかるので、当ブログは基本的には自分が良かったと思うものだけをセレクトするようにしています。
では、なぜ今回あえてこの内容を記事にしたのか。
それは偏に、イベントの趣旨自体は最高だったからです。
今回のネガポイントを見ていただければ分かるとおり、駄目だったのは全て運営面です。運営の経験が乏しかった、あるいは想定外の客入りだったことが全てなんです。
ノリタケの森という恵まれた立地に、紅茶の深い造詣。今回の失敗(と、あえて言い切ります)を経て、次回しっかりと修正すれば名古屋を代表する一大イベントになれるだけのポテンシャルが十分にあると思うんですよね。
不満の声は数多くあれど、潰れず、しかししっかり受け入れて次に繋げてほしいイベントだと思いました。またもう一度、主催者がイメージした通りに成功したこのイベントに参加してみたいと思います。次回は怖いのでまだ行きませんが笑
というわけで、今回はここまでです。お読みいただきありがとうございました。