こんにちは、とうとうテントを購入したマグカメラです!
前回、長々と悩んだあげく結局どのテントを買うのか結論がでなかったマグカメラですが……とうとう購入しました!憧れのマイテント!!それが……
NEMO クナイ2P!!
……ええ、分かっています。前回の記事でかけらも検討していないテント。
色々あったんです笑
ということで今回はクナイ2Pを購入するまでの紆余曲折と機能、実際に試し張りしてみた感想について語っていきたいと思います。
クナイ2Pに出会うまでのグダグダ珍道中
実は前回の記事を悩みながら書いたあと、決め手がないなら一番安くて信頼感のあるステラリッジ2型を買っとけということで、一度ステラリッジをポチっていました。
でも……
ポチってから見える景色ってあるんですよね
ポチった翌朝、せっかく憧れのテントを買ったのにワクワクしていない自分に気がつきました。
気づくとハバハバNXを調べているマグカメラ
ああ、僕はステラリッジが欲しかったんじゃない。安心の性能・品質よりも、不足があるかもしれないけど所有感たっぷりな海外製テントの冒険感!これを求めていたんだ!!
そもそも、一眼レフだって何でもできるD750や810系ではなくできないことが多いDfをチョイスする人間です。100点満点の優等生より、一点特化のピーキーなアイテムを自分に合わせて工夫するのが好きなんです!
ただ、そうは言ってもテントはカメラと違い大袈裟に言うと命にも関わる製品。流石に、ハバハバNXのメッシュ生地には不安が残ります。
そこで目をつけたのが……MSR アクセス2!!
ハバハバNXと同じく長辺の両側に出入り口がついた4シーズンテントです。4シーズンなので当然メッシュ生地ではなく、その上ポールが凄い!!
こんだけ曲がっても全く平気なんです!!
イーストンサイクロンの最新ポールを使用した上で、構造も十字構造に変更となったためハバハバNXの弱点であった耐風性能の低さも挽回できます。なんと12kgの積雪まで耐えられるということで、強度は申し分なし!!
ただ、その分お値段が高く……なんと1張り9万5千円!!
……最初のテントにそこまでは出せない。やっぱり、ステラリッジに戻すか……でも欲しい……
と、ググっているとこんな通販ショップを見つけました。
なななんと60,800円!!!???
35,000円程の割引で、なんとハバハバNXの定価レベル!!
お買い得だ!!これなら買える!!絶対買う!!!
……いや、まてよ。
本当にこんな美味しい話があるのか??
昔、オロビアンコのバッグを注文して偽物のヴィトンの財布が送られてきた時の記憶がフラッシュバックします。
念の為、この通販サイトの会社情報ページの住所を調べてみると……
ない!!会社っぽいものがない!!
ダメだ、このサイト……怪しすぎる!!!
ということで、アクセス2は止む無く断念。しかし、一度アクセス2を買うと決めてしまったが僕の物欲がとまりません。もはやステラリッジやプロモンテに戻ることはできず、MSR以外で格好良かったメーカー……そうだ!!同じアメリカメーカーのNEMOがあった!!
それが僕とクナイ2Pの出会いでした。
クナイ2P購入レビュー
クナイ2P-NEMOが日本向けに開発した山岳テント-
クナイという名前から察した方もいらっしゃるかもしれませんが、クナイ2PはアメリカのテントメーカーであるNEMOが日本のユーザー向けに開発したテントです。
高温多湿な上、風の強い稜線際のテント場の多い日本の山岳は、標高の割に厳しい環境であり、海外製テントの多くはそのままでは適しません。だからこそ、あえて日本向けにデザインされた海外製テントはとっても貴重なんです。
ちなみに、NEMOの自立式ダブルウォール4シーズンテントといえば、一番有名なのが前回ご紹介したTANI LS
そしてもう一つ安価なモデルとしてATOMシリーズがあります。
これらも評判が良いテントなのですが、一方で「ポールが折れた」というレビューも見つかる通り、強度は日本製に比べて不安な点が……。
しかし、このクナイ2Pは従来の十字(クロス)ポールにリッジポールを加えた構造になっており、テント全体の剛性が大幅にUPしているのです!!また、そもそものポール自体も高強度の物に変更されています。
これだけ改善されていれば強度についての心配はかなり払拭されますね。
また、前回の記事でTANI LS2Pの欠点にあげていた、ポールの受けグロメットが樹脂である点。これも、クナイ2Pでは、金属環での受けに変更となっており強度がアップしています。
これにより、日本製のステラリッジやエアライズと同等の強度を持ちながら、なおかつ小洒落たデザインと広い前室を味わうことができます!!
実際に張ってみた
さて、難しい説明はここまでにして実際にテントを張ってみましょう!!
まずは、内容物。インナーテントとフライが同梱されたスタッフサックと、ポール、ペグがベースのセットです。
また、実は今回中古で購入したのですが、別売のフットプリントとギアキャディもついていました。ラッキー!!
最初にそのフットプリントを敷きます。これを敷くことで、インナーテントの汚れや破れを防止します。この日は風が強かったので飛ばされないよう、この時点でペグを打ちました。地面が固く、ハンマーも石もなかったので、かなり浅くですが……笑
そして、次にインナーテントをセットします。
ポールを入れる用の穴がついたバンドの色が前後で、オレンジとグレーで変わっています。これにより、フットプリントとインナーテントの向きを揃えることができます。
フットプリントはペグも打てるようになっていたり、インナーテントと重ねてポールを刺せたり、工夫されているので純正をおすすめします。
インナーテントも向きを揃え、バンドをペグに引っ掛けたら、次はクロスポールを立てます。
ポールは透明の樹脂リンクで初めから2本が1セットになっています。
ポールの先端もオレンジとグレーで色分けされており、見た目でどこに挿せばいいか分かるようになっていますね。
ポールを立ち上げました。
あとはインナーテントを引っ掛けるだけなのですが……
入らない!!
実は、僕が組み方を間違えていました。ポールには上下があるようで、透明の樹脂リンクは突起が地面方向を向く用に組み上げる必要があったみたいです。
そこに注意して改めて組み上げると無事、吊り下げ完了しました。
他の部分は鉤爪状のフックをかけていくだけです!その後、もう一つのリッジポールも取り付けてインナーテントの設営は完了!!
ただ、このリッジポール。張ってしまえばかなりしっかりしているのですが、引っ掛けるまで勇気が要ります。
インナーテントが破れるのではないかとかなり不安になりますが、思い切って引っ張りましょう。
あとはフライシートをかけるだけ。
例によって、オレンジとグレーで向きの指示があります。
ということで……
完成!!
ペグが上手く刺さってないので張りがいまいちですが……笑
ちなみに付属のペグは6本で、4隅と前室用の2点分しかありません。テントの設計状は両サイドのショックコードと、インナーテントからガイラインを伸ばして4点の計6点更に張ることができます。
居住性・防風性の両面からこちらもペグ打ちできる方が良いらしいので、このあとペグを追加で購入しました。
インナーテントを張るためのガイラインはこのようにフライを通れるようになっています。
張ってみた感想
今回の設営時間は20分~30分くらいでしたが、そのうち半分くらいは写真を撮ったり、浅いペグが抜けたのを挿し直したりという時間だったので、慣れれば10分かからず設営できそうな感じはしました。
直感的に設営でき、素人的にも全くストレスなく組み立てることができました。吊り下げ式は楽で良いですね!
初めてのテント内からの景色。素晴らしい
ただ、入ってみて実感しましたが、やっぱり2人用は狭いですね。本当に二人で使うと寝るだけ!という感じになりそうです。わかっていたことですが笑
一人用ならザックを室内に置いても充分使えそうです。
マグカメラ的まとめ
ということで、初めて購入したテントを張ってみたインプレをまとめて見ましたが如何だったでしょうか?
ちなみに、今回購入したクナイ2Pですが、メーカー公式HPによると「充分なスキルをもったコアユーザー及びステップアップを目指す日本のユーザーのためにNEMOが新たに開発した山岳用テント」という位置づけの製品のようです。充分なスキルどころかド素人……ですが、組立も直感で分かりやすくなっていますので今の所問題ありません!
実際の使用感は、これから実際に使ってみて逐次追記していきたいと思います。
今回はここまでです。長くなってしまいましたがお読み頂きありがとうございました。