こんにちは、イタリア旅行が控えているマグカメラです。
なにせ初めてのヨーロッパ!楽しみすぎて、旅立ちの日を指折り数えて待っている毎日なのですが……先日こんな記事を見つけてしまいました。
ん?
んんんん!?
> 観光地では安全確保のため、原則リュックサックでの入場は不可となっており
おわた……
最高のカメラバッグとして最近散々もてはやしたPeak Designのeveryday backpackですが、そもそもリュックを禁止されたんではどうしようもありません……
僕のカメラバッグ選びの大前提を崩されてしまいました。
それではイタリア旅行はどうするのか。カメラを諦める選択肢はありえない。だったらリュック以外のカメラバッグを買うか。いや待てよ。そういえば……
あるぞ!もう一つバッグが!!
ということで、今回は僕の超軽装用サブカメラバッグであるノースフェイススポーツハイカーについてご紹介したいと思います。
まさかこんなに連続してカメラバッグ記事を書くとは思わなかったよ……
カメラバッグとしてのノースフェイス スポーツハイカーレビュー
機材を詰めるだけがカメラバッグじゃない
前回の記事で散々「Peak Designのeveryday backpackはコンパクトなのに沢山詰めてすごい」という話をしていたのにこんなこと言うのも少し抵抗があるのですが、やっぱりバックパックって大きいし、街歩きにこんな収容量要らなかったりするんですよね。
Peak Designのeveryday backpackはあくまでカメラ撮影がメインである時のバッグなのです。確かに小ぶりなので、街中で背負っていても違和感はあまりありません。それでも、ボディバッグと比べると大きいのです。違和感なくとも気:合いを入れた格好*になってしまうのは間違いありません。
例えば、名古屋に飲み会行くだけだけという場合、バックパック背負ってこられたら流石にオイオイとなるはずです。それでもカメラ好きとしては、道中にどんなシャッターチャンスが潜んでいるのか分かりません。念のためカメラを持っていきたいです。カメラを持って来なかった後悔より、持って後悔した方が良いはず。
そんな「念のため」レベルの装備は、カメラ一台にレンズ一本つけたくらいで問題ありません。むしろ、それだけが入るような軽装用カメラバッグが欲しい!
ただ、探してみるとそういう用途にぴったりのカメラバッグはなかなかありません。当然ですよね。カメラバッグである以上、機材の収納力を売りにした物が多いです。カメラ一台専用なんてニッチなニーズはあまりありません。あってもデザインが気に入らないものばかり!!
だったら、自分の気に入ったバッグにインナーケースをつっこんでカメラバッグ化するしかない!!
ということで、まずは用途に合うインナーケースを探しました。
インナーケースは折りたたみ可能なHAKUBAのフォールディングインナーがおすすめ
僕はインナーケースを一眼レフ用にこれまでに2つ、ミラーレス用に1つの計3つ購入しています。その経験から言って、インナーケースはHAKUBAのフォールディングインナーケースが絶対おすすめ。
というのも、折り曲がらない仕様だとクッションがしっかりしすぎていて、バッグの形状に対し逆らってしまうからです。バッグの外からみて「あ、カバンの中に何か直方体形状のものが入っているな」とすぐ気づかれてしまいます。
グレーは折り曲がらないインナーケース。曲がらない分クッションの厚みがありしっかりしています。
折り曲がるインナーケースであれば、バッグの形に対応して適度に変形してくれるため、バッグが直方体形状にでっぱることはありません。
もちろん折り曲がらない方がクッション性は高いのですが、フォールディングインナーでもクッション性十分です。フォールディングインナーで保護できない衝撃であれば折り曲がらないクッションにもそれなりにダメージあるのではないでしょうか。ダメージの度合いが多少軽減されるだけで。
一番大きい「スタイルD」であれば一眼レフに望遠以外の大三元をつけたまま収納できます。大三元クラスだと他には何も入らないぴったりサイズ。僕の用途には最適です。
NORTH FACE スポーツハイカーという選択肢
ハクバのスタイルDサイズのフォールディングインナーが入る容量で身軽なバッグを探し、僕はNORTH FACEのスポーツハイカーに辿り着きました。
僕が重視したのは、ボディバッグとして使えること、軽いナイロン製であること、デザインが好みであることの3点。
この中で特に選択肢を狭めたのがボディバッグという条件です。正直、ここをショルダーバッグとかに譲ればいくらでも選択肢はあったとおもいます。それこそ、インナーケースを使わずともカメラバッグの括りの中でもmouseなどすぐ見つかります。機能的にもボディバッグよりショルダーバッグの方がカメラ取り出し易くて便利ですよね。
それでも、できる限りコンパクトに行動したかったのでボディバッグに拘りました。僕にとって軽装といえばボディバッグなのです。ショルダーバッグだと何か野暮ったく感じてしまうという病気なのです。ボディバッグ万歳。
で、ボディバッグに拘った時点で選択肢は2つ。NORTH FACEのスポーツハイカーかグレゴリーのテールメイトSのみ。
テールメイトはショルダーベルトの幅が広く感じ、バッグルも大げさに見えたためデザインの観点からスポーツハイカーにすぐ決まりました。
正直大容量ボディバッグ(ボディバッグのカテゴリではカメラ一台の容量でも大容量に値する)は、予想以上にバラエティが少ないです。
ナイロン製を求めていたからよかったものの、皮製がいいだの、ナイロンでもフェリージみたいなのが良いだの言い出したら、そもそも選択肢がなかったかもしれません。
こんなサイズでは恐らくカメラ入らないと思います。
ノースフェイス スポーツハイカーの特徴
それでは、スポーツハイカーのバッグとしての特徴をご説明していきます。といっても、元々がカメラバッグではないもんですから、驚きのギミックが隠されている……という訳でもありません。ちなみに、勝手にボディバッグとして使っていますが、そもそもはウエストバッグです。
外観はこんな感じです。インナーケースを入れた状態ですが、見た目は自然ですね。
ポケットは外側2つと裏地にも2つついてます。インナーケースを入れてカメラバッグとして使用する場合、裏地はほぼ使用しないですね。ベルト付け根にもメッシュのポケットがあります。いまいち何をいれるか分からず個人的には使っておりませんが笑
両サイドにはペットボトルホルダーがついており、ここにManfrottoのミニ三脚を挿して運搬可能。
肩ベルトはバックルで取り外し可能です。外した状態で、肩ベルトをバッグ背面の隙間にしまうことができます。すると、ハンドバッグみたいに扱うこともできますね。
また、肩掛け用の長いベルトもついており、肩掛けショルダーバッグとしても使えます。つまりはウェスト、ボディ、ショルダー、ハンドの4way。僕はショルダー用ベルトは使わないので取り外していますが笑
あとは、容量ごとに型くずれしないよう、コンプレッションストラップがついています。容量が少ない時はこの長さを絞ればスマートな形におさまりますね。
機能としてはこんなものです。バッグとしての売りはやはり、ウエストバッグ(ボディバッグ)としてはかなり大きい容量であるにも関わらずスマートに収まっているところに尽きますね。
イタリア旅行用の装備を考える
さて、では本題のイタリア旅行をどうするかです。
カメラとレンズ1台でぴったりサイズですが、イタリア行くのにレンズ一本だけは有り得ない!!せめて2本、広角と標準は最低限欲しいです。僕の場合、便利ズームと広角大三元の二本柱が最低限の装備。それに予備バッテリーやらフィルターやら入れると到底収まり切りません。
で、改めてリュック禁止の背景を見てみると、テロ対策のためとあります。中身不明なものをあまり持ち込まれたくないから、リュック禁止なんですね。
だったらカメラは常に裸で持っておけば良い!で、交換レンズ1本と細々とした機材類をスポーツハイカーに収める。
カメラをバッグにしまえないのは少し不安ですが、海外なら基本出しっぱなしなのでもう良いかな、と。カメラ出してる間、バッグの貴重な容量を無駄にする方がもったいないという判断です。
でもカメラ愛好家のみなさん、一つ足りないものがありますよね。安心して下さい
三脚も運べますよ!!
容量に合わせて、バッグの形状が崩れないようにするコンプレッションストラップを利用して三脚をくくりつけることができるんです。これ、僕の発明です。真似する場合パテント使用料が発生……嘘です、是非真似して下さい笑
ちなみに、ストラップは長さの調節も簡単で、三脚を出し入れするときはストラップを伸ばし、運ぶときはキュッと引っ張って短くします。超簡単。もともと三脚ホルダーだったんじゃないかというくらいのベストマッチ。
そう、スポーツハイカーはカメラバッグたりうるのです!!
まあ、購入時にはこんな応用方法気付いて無かったのですが笑
そもそも今回の記事を書こうと思ったのが、スポーツハイカーでも三脚を運べることを発見したから!イタリア旅行どうしようかと慌てて家のバッグを見返してる時に気付きました。必要は発明の母ですね。この感動を是非伝えたかったのです。
これでイタリア旅行にも一眼を持っていける!!
マグカメラ的まとめ
ということで、元々は一眼レフを一台ちょうど収納できるボディバッグを求めて購入したNORTH FACEのスポーツハイカーですが、実は三脚も運べる超軽量カメラバッグでした、という記事ですがいかがだったでしょうか。
そもそも三脚丸裸でイタリア観光地に入れるのか等懸念点はあるのですが、こればっかりは実際に行ってみないと分かりません。まずはチャレンジ。結果は後日ご報告したいと思います。
今回はここまで。お読み頂きありがとうございました。