こんにちは、マグカメラです。
緊急事態宣言が月末まで延長し、全く旅行に縁遠くなってしまった今日この頃です。
コロナが収束し。長引くステイホームに耐えきった暁にはパーッと旅行でもしたいものですね。
せっかくだったら、大打撃を受けている航空産業を応援するべく海外旅行なんか最高です!
ということで今回は湿った気分がウンと上がるリスボン旅行についてまとめたいと思います。
アフターコロナの旅行先の参考に。あるいはせめてネットだけでも海外旅行の気分を味わっていただければ幸いです。
※なお、本旅行は昨年1月に行ったものです
- 冬に西ヨーロッパに来るものではない!!
- 1.5日で十分楽しみ尽くせるリスボン
- トラムに乗って街を散策
- 中世が残るおとぎ話の村、オビドスへ
- 港町としてのリスボンを遊び尽くす
- 夕焼け見るなら“エレベーター”で決まり
- マグカメラ的まとめ
冬に西ヨーロッパに来るものではない!!
・・・と、本題に入るその前に!
昨年の記事でも少し語りましたが、ベルギーにきて一番思い知ったのが冬の西ヨーロッパはかなり辛い!!
とにかく、もう毎日毎日分厚い雲に覆われ、気が滅入ることこの上ありません。日本だとこれだけ曇り空が続くことはないので意識したことがありませんでしたが、青空って大切なんですね。
曇り空だと訪れた国を回っていてもせっかくの景色を中々楽しめません。青空だ!青空が欲しい!!
太陽の国、ポルトガルへ
ということで、青空を求めやってきたのがポルトガルの首都、リスボンだった訳です。ヨーロッパ大陸部の西の果て。
スペイン南部やポルトガルまで南下すれば、雲の塊からも逃れることができます。訪れたのは1月中旬の真冬でしたが、この通り!
夏と見間違えてしまうほどの太陽と海!!
真冬にも関わらず、日中の気温15度ですからね。とにかく過ごしやすいです。太陽の日差しもあって、体感もっと暖かいです。
海辺で飲むスミノフが美味いです。
1.5日で十分楽しみ尽くせるリスボン
期待通り青空に恵まれたリスボン。
今回は二泊三日の滞在でしたが、初日の昼11時リスボンに到着し、最終日の朝9時発の便で帰るという弾丸旅行。実質1.5日しか観光できません。
時間も限られるから、見所を絞らないとなあと思ってましたが、意外と十分回れてしまいました。
空港から市街地へ
リスボンの良いところは、空港から市街地まで地下鉄が通っているところです。
2、30分もあれば、すぐにメインどころに到着します。
地下鉄の券売機で、リスボンのランドマークでもあるトラムの24時間乗り放題券が7.5ユーロいかないくらいで購入できます。(ガイドブックては6ユーロ後半という情報でしたが値上がりしています)
1日乗り放題ではなく24時間乗り放題なので、日付が変わっても使えるのが助かりますね。3日目は早朝の移動のみなので、結局この旅では一人二枚で済みました。安いものです。
ちなみに、フェリーや電車にも乗れるものもありましたが、僕は一番安い地下鉄・トラム・バスのみのチケットで何の不都合もありませんでした。
”バカリャウ‘’を目指す!
12:00丁度くらいにホテルのあるAnjos駅に到着。 地上に上がって早々、細くうねった斜面の目立つ趣ある街並みでテンションがあがります。旅している感がすさまじい!!
この辺りはアジア人街なのか中国語の看板やインド料理屋が散見されるます。 なにをかくそう、予約した宿はツインベッドの部屋。二人で二泊5000円程度の激安ホテル。シャワーもトイレも共用だし、お世辞にもきれいな部屋とはいえませんが、この安さの前には何も言えません。
その代わり立地は最高で、旧市街のど真ん中。早速、事前に調べていたポルトガル料理屋O BACALHOEIROへ!
地元のリーズナブルな郷土料理屋といった感じなのですが、今ではトリップアドバイザーで複数年賞をもらっている程の人気店です。
外観はが工事中だったのですが、中は洞穴感がありいい感じ!
ポルトガル料理といえば、とにかく鱈・・・らしいです。ポルトガル語でバカリャウと言うのですが、メニューで見つけるのは至難の技ですので英語メニューでcodfishを探しました。
一品でボリューミー!!
ちなみに、このお店ではお通しとして、コロッケとタコのオリーブオイル漬け、パンがついてきます(日によるかもしれませんが)。これらも絶品・・・なのですが
た、食べきれない・・・
二人でメイン一品づつ頼んだのですが日本人には多すぎました笑
ヨーロッパ旅行の鉄則ですが、オーダーする量は控えめの方がいいです笑
日本じゃ考えられない量が平気ででてきます。二人でメイン一つくらいで丁度いい!
味の方はもう滅茶苦茶美味しいです。かなり日本人に合う味だと思います。なお、食後にデザートを聞かれましたが強い気持ちでNo!!
ちなみにお会計は、メイン二品にビール二杯合わせて35ユーロちょっと。多分メイン一品だけにしておけば1人1000円ちょっとで済んだと思います。とにかく物価が安い!!ベルギーなら軽く1.5倍から2倍は取られているところ・・・
トラムに乗って街を散策
リスボンの魅力は、やっぱり細い路地とトラムと坂!これらが合わさった街並みが本当にフォトジェニックです。見ていて本当に飽きません。
ということで、初日はとにかく街歩きに終始しました。
サンジョルジュ城に向かった後、主要路線である28番線にのって市街を端から端まで横断。街並みが普通になってきたところで、28番線を反対方向に折り返し、気になった所に立ち寄るという、ザ・ノープランスタイルです。
城や教会などランドマークは色々あるわけですが、そんなものより、もう街並みですね。下手に、建物に入るより街を見て回ってる方が楽しかったです。
結局半日街をぶらついたのですが、とにかく疲れました笑。 これ以上歩き回りたくなかった僕たち夫婦はホテルの近くで見つけたシーフード店Ramiroに向かいます。
もう全くポルトガル料理ではなさそうですが問題ありません。昼食のインパクトが残っており、メイン一品だけの注文でしたが美味い!!
港町だけあって海鮮が美味しいのが良いですね。かに味噌を混ぜたグラタン(?)とパンがよくあいます!!
満足感に浸りつつ初日を終えることができました。
中世が残るおとぎ話の村、オビドスへ
翌日、なんと滞在期間1.5日しかないにも関わらずリスボンから90km離れた郊外へ飛び出すことにしました。
目的地は谷間の真珠とも呼ばれるオビドス!! 中世の古い街並みを残す小高い丘の上の城壁に囲まれた小さな村です。もう、このワードだけでご飯三杯いけそうなくらいワクワク感のある村。これは行かないと絶対後悔する!!
ということで、時間がないマグカメラ一行は早朝始発のバスにのって向かいます。車窓からの眺めは絶景で、これぞ郊外へ移動する醍醐味!
バスがオビドスに到着すると驚いたことに、降りる客マグカメラ夫婦のみ!つまるところ・・・
この町並みを独り占め状態!!
いやー、贅沢だ!!間違いなくこれがリスボン旅行のハイライトですね。
人がいると撮りにくい望遠レンズでのショットも撮り放題。
オビドスの魅力は建物の可愛らしさもそうなのですが、それ以上に小高い丘の上という立地が素晴らしいです。街を見下ろすショットもこの通り!
白い壁に青や黄色など鮮やかなペイントが印象的なオビドスの建物ですが、屋根は渋いレンガ色。角度を変えるだけでガラッと趣の変わる景色に。
また城壁の町ということで、当然この町で一番背が高い建物は城壁。その城壁に登ることができます。
日本では考えられないくらい危険な階段を登るとまた圧巻の眺め!更に、進撃の巨人のごとく城壁の上を歩いていくこともできるのですが、風も強くあまりに怖かったので断念・・・。エレンたちはすごいです笑
標高が高いこともあり天気が変わりやすいのか、急に霧が立ちこめてくるオビドス。城壁を抜けた所にある庭?なのか森?なのか分からない所が、急に雰囲気を持ち始めます。
天気が陰ってきたところで、10時過ぎくらいでしょうか。観光客も増えてきて、お店も開き始めたのでちょっくら休憩。
オビドスの名物、チェリーのお酒“ジンジャ”を頂きます。チョコレートの器で飲むという可愛らしい外見と裏腹に、18度と結構なアルコール度数です。ただ、とても甘くて飲みやすい!!一杯1ユーロと安いこともあってついついおかわり。とにかく気に入った僕たちは、空港でお土産として一本買ってしまいました。ベルギーチョコと良く合うんです!!
その後昼食をとりお土産を見ながら、リスボンへと戻ります。出たのは12時~13時くらいでしょうか。半日の滞在でしたが、とにかく満足感の高かったオビドス。リスボンに来たら絶対行くべきスポットですね。
港町としてのリスボンを遊び尽くす
昼過ぎにリスボンへ戻ってきたマグカメラ。初日は旧市街の散策に時間を費やしましたが、二日目はリスボンの港町としての側面を楽しむため、海側を散策!!
リベイラ市場に立ち寄って、
修道院を過ぎ、
発見アメリカ大陸を発見したバスコ・ダ・ガマをモチーフとしたリスボンのランドマーク、発見のモニュメントに到着!!
発見のモニュメントがある広場が船着き場となっており、港町らしい一枚をパシャリ。
この一帯は旧市街と反対に、景色が開けており、開放間が抜群です。座りながら景色を眺めているだけで、日頃の疲れが溶けていきそう・・・
とも、言っていられるほど時間に余裕のない僕たちは、再び旧市街へ戻るべくバス停へ向かいます。修道院近くのバス停でバスを待っていると・・・
並んでいる店を発見!!
なんとポルトガル名物エッグタルトの老舗のようです。回転も早いので並んでみることに。
めっっっっちゃ美味い!!
実は旧市街で一回、オビドスで一回と既に二度とエッグタルトを食べていたマグカメラですが、素人目にも明らかに段違いのクオリティ!
エッグタルトでここまでの違いを出せることに驚きです。流石、老舗!
ちなみに、エッグタルトにシナモンをかけるのがポルトガル風なんだとか。
修道院や発見のモニュメントなど定番観光地からのアクセスも抜群なので、この店は本当におすすめです。
夕焼け見るなら“エレベーター”で決まり
リスボン旅行、最後は日没の風景を鑑賞するため高台を目指します。狙うは、ポルトガル最古のエレベーター、サンジュスタのエレベーターの上にある展望台!!
まるで映画の場面に出てきそうな、鉄柵でできたエレベーター。格好いい!!
・・・のは良いんですが、思った以上の長蛇の列。どうやら二基ある内の片方しか動いていない様子。うーん、日が落ちる前に上がれるかなあ・・・
ちなみに、後で分かったのですが展望台に行くだけなら必ずしもエレベーターに登らず、裏から坂やら階段やら登って遠回りすれば上まで行けてしまいます。エレベーターに乗るという体験をしたかったら並ぶ必要がありますが、高台に行くだけなら並ぶ必要はありませんのでお気をつけて!笑
ちなみに、エレベーターはこんな感じ。趣はあるのですが、並ぶ程かは・・・あなた次第!!
ただ、その甲斐あって(?)高台からリスボンの街を一望できるのは絶景!!
行列に疲れきった僕たちは高台にあるレストランのテラス席で夕食をとることに。メニューは勿論バカリャウ!!
日が沈みゆく街並みを眺めながらリスボン最後の日が終わります。 ああ、楽しかった!!
マグカメラ的まとめ
ということで、1.5日でも十二分に楽しめたリスボン!日本からの旅行だと、休みの都合上実質2,3日しか遊べないような方も多いはず。
リスボンであれば、ショートトリップでも十二分に楽しむことができます。3日もあれば、リスボンだけでなくポルトまで足を伸ばす余裕も。
これから欧州旅行記を数々アップしていく予定ですが、振り返ってみるとやっぱり南欧の満足感は抜群です。コロナが収束後の旅先としては、間違いないと思いますので、是非参考にして頂ければと思います。
長期間の旅行だとスペイン複数都市周遊なんていうのも魅力的になってきますが、ショートステイの場合、コンパクトな移動で回れるポルトガルはかなり有力な旅先になると思います。
今回はここまで。お読み頂きありがとうございました。