こんにちは、猛暑だけど革靴だったグカメラです。
流石に30度越えてくると革靴が蒸れてくるようになりましたね。ただ、それでも中々サンダルに衣替えできずにいたマグカメラ。それは単にこいつのせい!
普段履いているSPINGLE MOVEとFUSION FLEXIの組み合わせが最高すぎるんです!!
どこまでも歩きたいと思ってしまうような履き心地。 これを一度知ってしまったからにはもう普通のサンダルの履き心地も妥協できません…
そんなサンダル難民たるマグカメラがようやく満足できるサンダルを見つけましたので今回はご紹介したいと思うのです。南アフリカをルーツに持つ、復活のアウトドアサンダルブランドSHAKA!
“どこまでも歩ける”サンダルを探して
マグカメラ的理想のサンダル
歩きやすいサンダルを探すにあたって、まず注目したのがソールへのこだわり
地面と足を間にいるソールこそ、履き心地に直結する部品てす。靴であればFUSIONFLEXIのようなインソールで後から調整することも可能ですが、普通サンダルはインソール追加とはいきません。
サンダル選びの時点でしっかりソールに目を向ける必要があります。
その一方で靴と違って履き心地の面であまり気にしなくて良さそうなのがアッパー。靴であればここの固さや抵抗も履き心地に大きく影響しますが、サンダルはそもそもアッパーにほとんど生地がありません。
何もない以上、アッパーに抵抗があるはずありません。この点でサンダルは靴より履き心地的に有利ですね。
ただ、アッパーがなんでも良いかというとそうではなく、デザイン性も重要です。
身につける物は自分が格好良いと思えるものを、が僕の経験則。所有感のあるデザインが歩くモチベーションになるはずです。
また、車を運転するので踵を保持していることも外せません。
ということで、ソールにこだわりがあることと、踵を保持しながらデザインが格好良いこと。この二点を主な焦点としながら昨年から色んなサンダルを探していました。
BIRKENSTOCK
ソールにこだわったサンダルで一番に思いついたのがサンダルの定番BIRKENSTOCK
コルク材で作られ、使っているうちに足の形に馴染んでいくソール。各所で履き心地がよいと絶賛されているのを信じ、踵付きのミラノというモデルを昨年購入してみました。
結果は……全く足に合わない!!
一部のレビューにソールが固すぎて履き始めは足が痛くなるというものがあったので、馴染むのを期待して昨夏は履き続けました。履き続ければ多少慣れはしたのですが、やはり一向に快適感を得られません。そして、一年ぶりに今年履いてみると慣れもリセットしたのかとにかく痛い!
個人的にソールが固いのは良いんです。お気に入りのFUSIONFLEXIも固いソールですし、その剛性感のある履き心地は快感です。
問題は…足の指の第一間接にあたる突起!こいつが常に指を圧迫してくるので、半日も履いていると足を痛めてしまうんです。
思うに、BIRKENSTOCKはドイツ製のメーカーなので、やはり足の大きな欧州人をターゲットに設計されている気がします。足が大きければ、あの突起は丁度いいのかもしれません。ただ、25.5~26cmの僕の足には少し突起が高すぎて、圧迫源にしかならないんです…。
近所を歩くのはこれでも良いですが、キャンプや1日遠出したりするならもっと歩きやすいサンダルが欲しい…
new balance SD750
そして今年の4月に見つけたのが、このnew balanceのSD750というモデル
new balanceが出しているサンダルなのでソールの履き心地は信頼できるはず!
その上、アウトドアサンダルでありながら黒と白のバランスがおしゃれで街で使っていても浮かないどころか格好良さそう!!
2018年5月発売時の新モデルだったので4月時点では予約購入しかできません。サンダルを使うのはまだ先だし、取り敢えずレビューが出てから買うかー…と思って後回しにしたのが運のつき。
6月に入りそろそろサンダルが欲しくなって調べてみると黒色はどこも品切れ状態になっていました…
そしてSHAKAと出会う
SD750の品切れが悔しくて、他に似たようなサンダルがないか探しているうちに出会ったのが
suicokeと
SHAKAでした
ほとんど同じようなデザインのこの2ブランド。どちらもセレクトショップに置かれているのを見ましたが、suicokeの方にはストラップに光沢感のある素材が使われており、よりモード系というか、ファッション性が高いです。一方でSHAKAの方がアウトドア感が強い印象。
今回僕はソールの形状が気に入ったSHAKAを選びました。suicokeの方もビブラム社共同開発のソールということで、悪くはなそうなのですが、土踏まずや指の付け根の部分のクッションが何かとってつけたようでイマイチ…。指の付け根の突起はBIRKENSTOCKで痛い目を見ましたし笑
SHAKAの方が自然な形で個人的には好きです。また、デザイン面でも黒一色のsuicokeに対し、ソールが白いSHAKAの方が爽やかで気に入りました。
復活の南アフリカブランド"SHAKA"
そんな印象でSHAKAを気に入ったマグカメラですが、なんとこのブランド…南アフリカ共和国のブランドをルーツに持っています。
1990年代に人気を誇ったものの2000年前半に消滅してしまったSHAKA。その後はコアなファンの間で中古取引される知る人ぞ知るブランドとなっていました。
そのブランドを2013年に日本の会社が復刻して現在のSHAKAとなっています。
そんな特殊な歴史をもったSHAKA。特に僕は次の4種類のモデルで悩みました。
Neo Bungy
最も売れ線と思われるモデル。名古屋のセレクトショップを何店か回りましたが、SHAKAは大抵このモデルをおいてありますね。
これを買えば間違いないです。
欠点としては、SHAKAでなくても似たようなデザインのサンダルが出ているところ。suicokeや、元々買おうとしていたSD750などと似た雰囲気になってしまうのでSHAKAらしさという点では少し薄いモデルでしょうか。
とはいえ、真っ白いソールと暗い色のアッパーという爽やかなコントラストのあるデザインは、suicokeにはないものです。
今回結局購入しませんでしたが、最後まで悩んだモデルです。
Hiker
初めて見た時「なんだこれ!!」と思ってしまったモデルです。商品説明に"グルカサンダル風"とありますがグルカサンダルを知らなかったマグカメラ。
こんなサンダルがあるんですね・・・。
サンダルでありながら、一見革靴を履いているかのように見えるため、涼やかさとフォーマルさを併せ持つのだとか。…いやこれフォーマルに見えるか??
SHAKAのHikerはその素材から、革靴というよりスニーカーに見えます。グルカサンダルは革とサンダルのGAPがありすぎて上手く着こなせる気がしませんが、スニーカーのサンダル化は上手くマッチするんじゃないでしょうか??
サンダルのアウトドア感と、スニーカーの可愛らしさが上手く混ざり合って、爽やかになる気がします。
しかも、このHiker…南アフリカ時代からのSHAKAのアイコン的モデル!
当時は民族調の柄が南アフリカらしいですね。
すごく気になります!!ただ、形状が特殊なので実際履いてみたら、足元だけ浮いちゃうんじゃないだろうかという不安。迷いますね…
Rally
Hikerの尖った形状に不安をもつ僕のような人間にちょうど良いのがこのモデル!
Hikerからつま先部分のウェビングテープをなくし、Neo Bungyのような通常のサンダルに近づけたのがこのモデル。
これだけで大分一般受けしそうな気がします。
Climbing
HikerやRallyとは逆に、かなりアウトドア仕様に振ったモデルがこちら。
ただ、ここまでアウトドアに寄せるなら信頼と実績のTevaも候補に入ってきてしまいます。
まあ、今回はアウトドアも町も旅行も、全て満足できるサンダルが欲しいのでここまでアウトドアに寄せたのはいらないかなあ…
選ばれたのは…SHAKA Hiker
結局、マグカメラが選んだのはHikerでした!!
理由としては、やっぱりアイコン的モデルというのは気になりますし、普通のサンダルを買うより、SHAKAならではのものを買いたかったというところ。
また、一時期KEENのサンダルを考えていたくらい、つま先を隠すサンダルに興味があったのも大きいです。つま先を隠せるという点で、Rallyは中途半端かなあと。やっぱりHikerまで攻めたかったんです。
SHAKA Hiker1ヶ月使用レビュー
ということで、Hikerを買って一ヶ月。履いてみて思ったことを何点かまとめてみます。
極厚ソールで柔らかな履き心地
まずはなんと言ってもこのソールの厚さ!!おかげでしっかりとしたクッション性を得られます。その上、身長が高く見えるというおまけの嬉しさも笑
足裏の内側にしっかりと土踏まずの盛り上がりがあるので、扁平足になることなく、しっかりとした歩き心地を得られます。
ただ、純粋に歩き心地だけで言えばSPINGLE MOVE + Fusion Flexiのソリッドな質感には及びませんね。方向性も違っていて、SHAKA Hikerはふわふわ系の歩き心地です。まあ、Fusion Flexiのインソールは単体でSHAKAのサンダルが買える値段なので当然と言えば当然なのですが笑
ただ、Hikerのデザインであればインソールを入れてもまず気付かれません。歩き心地にこだわるならインソールをいれて使ってみても良いかもしれませんね。
滑りにくいアウトソール
また、SHAKAの特徴の一つがこの細かいアウトソールのパターン!!おかげで濡れた床でもしっかりと地面をホールドしてくれます。
ただ、これだけ細かいとソールの裏に草や石が挟まると中々とれないという欠点もあります。
先日雨上がりの浅間山でキャンプしましたが、ふと足裏をひっくり返してみると溝に芝生をがっつりくわえこんでいました…
まあ、ブラシで擦ればすぐに落とせるのでそんなに大した欠点ではありませんが笑
大抵のサンダルの一番の欠点がその滑りやすさにあると思うので、その点SHAKAのソールには安心感があります。
足全体をホールドしてくれるアッパー
Hikerならではの特徴としては、やっぱり足全体を包んでいるアッパーですよね。
このホールド感はサンダルを履いているとは思えない程。まさしく靴のような“履いている”感があります。
靴のような履き心地とサンダルの通気性を両立できるのはRallyやHikerならではだと思います。
一方で、甲部にあるウェビングテープ調整用のプラスチック留め具。これ、つま先立ちのような形で足を曲げると、甲に食い込みます。個人的にHikerの一番の欠点はここですね。本気では走れません。
普通に歩いている分には問題ないのですが…ここだけは少し残念でしたね。まあ、サンダルを履いて走り回る予定はないので実使用上はあまり困りません。
頻繁に走ることを想定する人は、TevaのサンダルやClimbingの方が良いでしょうね。
やっぱりデザインが素晴らしい!
そして、最後にやっぱり…デザイン!!
Hikerを買ってよかったと一番思うのは、鏡を見た時です。
自分でも一瞬スニーカー履いてる?と思ってしまう程、遠目だと靴っぽいです。でも近づくと「ああ、サンダルだ」と。面白いです。つま先の出ているRallyではこうは行かなかったでしょう。
デザイン自体もつま先部の白いソールがコントラストになっていて、爽やかかつ多少可愛らしさがあります。
SHAKAのサンダルで気に入っているのが、この白いソールと黒いアッパーのコントラストなのですが、当然そのコントラストが最も目立つモデルがHiker
あまりに気に入ってしまい、ついつい足元を見てしまいます。
マグカメラ的まとめ
ということで、紆余曲折ありながらもついに出会ったお気に入りのサンダルSHAKA Hiker。見た目◎・歩き心地○・履きやすさ○といった感じでかなり気に入っています。
ちなみに歩き心地の面ではSPINGLE MOVE+FusinoFlexiに劣りますが、サンダルでこれ以上は中々見つからなさそう。
履きやすさという点では、踵付きのサンダルなので仕方ないですがマジックテープでの固定が少し面倒です。この点ではクロックスが最強ですね。踵の機構だけクロックス、デザインはSHAKAのようなウェブングテープ使用のサンダルがあれば良いんですが…みつからないですね
いずれにせよ、現時点で手に入るサンダルの中では最高のものを選んだつもりです。
気になった方は是非一度履いてみては如何でしょうか。
今回はここまでです。お読み頂きありがとうございました。