こんにちは、マグカメラです。
今やカメラ好きの間で最も有名なコンデジと言っても過言ではないSonyのRX100シリーズ。1インチセンサコンデジ界の草分け的存在です。
無印から始まり、今では6世代目のRX100M6まで併売されているこのSonyのロングランシリーズ。最新機種のM6は先月末に、M5Aにいたっては先週発売されたばかり。今もなお進化し続けているシリーズでもあります!
そして、この波に煽られ、マグカメラもとうとうRX100シリーズに手を出してしまいました!購入したのはもちろん…
出典:https://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100M3/feature_1.html
RX100M3!!
…いや、最新機種のM6やM5Aじゃないんかい!と思われた方。いいんです。RX100は未だM3がベスト・バイ!!
今回は、あえて今一眼レフユーザーがRX100M3を買うべき理由についてシェアしたいと思います。
- その1.手軽に写真を撮りたかった
- その2.1インチの壁が画質を分ける
- その3.携帯性と画質の両立
- その4.RX100シリーズはオプションが豊富
- その5.見た目が格好いい
- その6.M3は最もコスパが高いモデル
- その7.そろそろ底値だということ
- マグカメラ的まとめ
その1.手軽に写真を撮りたかった
これは、そもそもコンデジを購入しようと思った動機ですね。
僕はフルサイズ一眼レフであるNikon Dfしかカメラを持っていません(以前使っていたOlympus E-M10は知人に譲渡)。
言うまでもありませんが一眼レフって重くてかさばるんですよね。そして、その撮影している姿は少し大袈裟。
お店でご飯を撮る時や、旅行中のちょっとした寄り道など、一眼を持つほどじゃないけど不意にシャッターチャンスが訪れるような場合に持ち歩けるカメラがほしかったんです。
僕の場合、ブログをやっているので、例えばレンズ購入時に一眼を撮るためのカメラがないというのも困っていたんですよね。
なんにせよ、一眼カメラ一台体制は苦労も多く、サブでもう一台コンパクトなカメラがあると色々捗りますね。
その2.1インチの壁が画質を分ける
先程、手軽に写真を撮るためコンデジが欲しかったと言いましたが、「手軽に写真を撮るならスマホでいいじゃないか」と言う意見もあります。
ただ、スマホは薄くなければいけないという問題があります。その薄さという制約上、どうしたって搭載できるレンズサイズに限界があり、したがってセンサーサイズ≒画質にも限界があります。
レンズ交換式カメラユーザーなら分かっていただけると思いますが、一度本格カメラの画を知ってしまうと間違いなくスマホの小さなセンサー画質じゃもの足りなくなってしまいます
マグカメラ的には、カメラの画質に関する印象を以下の5段階で区分けしています。
判別できるレベル<画質が気になるレベル<画質に違和感を感じないレベル<画質が綺麗だと思うレベル<画質に惚れ惚れするレベル
カメラを初めてから変わったのがこの画質が気になるレベル。それまでは暗所以外でスマホカメラの画像にそこまで違和感を持ったことがありませんでしたが、一度一眼の画質を知ってしまうと、スマホ写真のノイズや解像感に常に悩まされるようになりました。
それから度々、電気屋で色んなコンデジをいじってきた結論として、画質が気になるレベルと画質に違和感を感じないレベルの境界は1インチというセンサーサイズにあります。
一眼レフユーザーが画質に及第点を与えられるレベルでありながら、手軽な撮影を可能にしてくれるという点で、1インチコンデジが最適だった訳です。
その3.携帯性と画質の両立
先程スマホカメラの画質は満足できないと言いましたが、それはあくまでセンサーサイズの制約のため。同じ小型センサーの世界において、スマホの手軽さと画質向上影響は非常に大きく、今や低級コンデジ市場は縮小の一途です。
スマホカメラの席巻で高級化路線へシフトしていくコンデジ市場では、今や1インチセンサは珍しくありません。より大きなm4/3やAPS-C、果てはフルサイズまで、色んなメーカーから多種多様なプレミアムコンデジが発売されています。
ただ、センサーサイズが大きくなると比例してレンズも大きくする必要がありますので、m4/3以上のコンデジではポケットに入れられるサイズではなくなってしまいます。
ポケットに入れられる携帯性、一眼ユーザーも満足できる画質、標準ズーム搭載している利便性を兼ね備えた1インチコンデジこそ、今のプレミアムコンデジ市場の王道であるのは間違いありません。
その4.RX100シリーズはオプションが豊富
出典:https://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100/compatible.html
標準ズームの1インチコンデジといえばRX100シリーズだけではなくCanonのG7XやG9X、またPanasonicのTX1などの選択肢もあります。
それでも、RX100シリーズがおすすめなのは、初代RX100が発売された2012年から6年間、ほぼ同じ外観で6世代+αのシリーズ展開をしていることによるオプション品の豊富さ!
形がほぼ一緒なので、カバーやケース、ストラップやグリップなど大抵のオプション品が全シリーズで共用できます。全シリーズ共用できるので、自然とバリエーションも多くなり、選べる選択肢も増えますね!
また、個人的に重要視しているオプション品として純正の防水ハウジングがあります。
耐圧水深40mのこのハウジング、なんと少なくともM5までの5機種全てに対応しています!
一眼レフを持っていけない環境で使用できてこそサブカメラ。こういうオプションが純正で出ているのも心強いですね。
その5.見た目が格好いい
RX100の魅力の一つに、そのソリッドな高級感あふれるデザインがあります。
デザインなんて画質と関係ないだろ、と思われる方もいるかもしれませんが、僕にとってはデザインも重要事項。
所有感は撮影の楽しさに直結します。持つ出す頻度も増えますしね!デザイン的には他の1インチコンデジと比べ頭一つ抜けていると感じます。
どことなくLeicaのコンデジに近しいデザインに感じるのは僕だけでしょうか?
Sonyのミラーレスにはそんなこと感じないのになあ…
その6.M3は最もコスパが高いモデル
ここまではRX100シリーズを買うべき理由について語ってきましたが、ここからはこのRXシリーズ6世代+1機種の中からM3を買うべき理由について語っていきたいと思います。
そもそも初代発売から毎年モデルチェンジを繰り返しているこのシリーズですが、カメラのハード面自体は無印&M2、M3~M5,そしてM6の3つの世代に別れます。便宜上それぞれを第1世代、第2世代、第3世代とすると、第1世代から第2世代への変化は純粋な光学系の進化、そして第2世代から第3世代へはカメラとしての立ち位置の変化がと言い表すことができます。
以下、それぞれのモデルについて簡単に説明したいと思います。一つ念頭において頂きたいのは、それぞれのモデルの価格はナンバリングが大きくなることに実勢価格で1万円~1.5万円程高価になっていくということ。
以下、どのモデルが最もコスパが良いか考えながら読んでみて下さい。
無印
28mm~100mmという標準域をF1.8~F4.9という明るさのレンズで達成していて、当初からコンデジとして衝撃的な画質でした。また、マイクロUSB端子から直接給電できる機能も魅力です。
M2
翌年登場したM2の特徴は、シリーズ唯一のアクセサリーホットシューが搭載されていること。これにより外付けEVFやフラッシュ、動画を撮る方なんかはマイク関係機材をセットすることができます。ホットシューが必須な方はM2以外ありえませんね。
また、180度回転はしませんがチルト液晶が搭載されたことと、Wi-Fi・NFC機能も無印に対し追加されています。
一方で光学系は同じなので、画質面での進化はありません。無印に対して、画質同等の機能面ブラッシュアップモデルといったところですね。
M3
そして、今回マグカメラが購入したM3。このモデルはRX100史上もっとも変化が大きかったモデルです。
まずは光学系が24mm-70mmのF1.8~F2.8に変更となりました。望遠端でもF2.8という大三元レンズ以上のスペック!!レンズ性能は文字通り段違いに向上しています。焦点域も広角4mm増えて使いやすくなっています。代わりに望遠域が短くなっていますが、このレベルは足で稼げる差なので問題ありませんね。
また、内蔵ポップアップEVFが搭載!!カメラはやっぱりファインダーがないと駄目ですね。もちろん解像度はそこまでありませんが、液晶が見えないようなピーカン照でも撮影ができるようになります。ただ、EVFとフラッシュでスペースがなくなった所為か,ホットシューは廃止されました。
そして液晶は180度チルト液晶に変更となり、自分撮りにも対応しています。液晶が反転している間だけ、タイマー撮影モードにできるのも嬉しいですね。
またレンズが明るくした恩恵を最大限利用するためか、内蔵NDフィルターも追加。
まさに世代交代といった感で一気に進化したモデルで、今後のベースモデルになります。
M4
M4は動画機能の進化モデル。M3に対し、4K動画とスーパースローモーション撮影機能が追加となりました。
一方で、スチル撮影面ではM3据え置き。動画撮影重視のモデルですね。
M5
M5は一言で言うと、AF機能の進化モデル。
M4に対し、新型の315点位相差AFセンサーを搭載しています。つまり、画面全域にAFポイントが設定されてるということ。
また、AF速度も世界最高速の0.05秒を達成しています。
連射性能も進化しており、20.1MPのフル解像度で24コマ/秒の連写が最大150枚まで可能。
より早く、大量に撮影できるM5はよりプロフェッショナル仕様のコンデジといったところですね。
M6
M3以来の光学系変更を伴った大幅モデルチェンジです。
一番の特徴は、やはり24mm-200mmのF2.8-4.5という光学系の変化。望遠端が3倍近く伸びています。今までの一般的な標準ズーム域に対し、完全に望遠域まで カバーするレンジの進化は利便性を大幅に向上させました。
その一方で、レンズの明るさはF2.8-4.5と悪化。M3~M5までの第2世代ではF1.8-F2.8という明るさなので、全焦点域で悪化傾向です。
つまりM6というモデルは、これまで性能向上し続けていたこれまでのRX100シリーズのモデルチェンジとは方針が異なっています。ポケットサイズで最高の画質を目指すモデルではなく、画質への多少の不利を受け入れながらもあらゆるシャッターチャンスに備える機種なんです。
ただ、画質への不利を許すと言っても、第1世代たる無印&M2では望遠端100mmではF4.9始まりでしたが、M6は200mmでもF4.5で抑えています。RX100シリーズらしく、ぎりぎりまで画質を追求しているには流石ですね。
200mmをポケットサイズに収めきったのは脱帽です。
液晶パネルのタッチパネル化やAF速度0.03秒への進化、EVFのワンプッシュ化、画像処理エンジンに最新の"BIONZ X"を搭載する等、機能面でも正常進化を続けています。
M5A
先週発売したてほやほやのM5のマイナーチェンジモデルですが、基本的にはM6への機能面の進化は反映してほしいけどレンズは第2世代(M3~M5)のままが良いというユーザーのためのモデルですね。
M5に対し、最新のBIONZ Xを搭載させたのが主な進化。
ただ、基本はM5流用のためハード面の変更を加えられなかったようで、タッチパネルやAF速度改善、EVFワンプッシュ化は盛り込まれていないようです。
M3のコスパが抜群
どうでしょうか?純粋な画質の面ではM3というのは実は未だに最高峰のレベルにいるんです。
機能面ではM4,M5に劣りますが、撮れる写真は変わりません。
最新のM6が画質ではなく利便性に舵をきったことからも、RX100シリーズトップの座は当分揺るがなそうな見込みです。
最高峰の画質が得られるモデルで最も安いのがM3…コスパなら間違いなくこのモデルですね!
その7.そろそろ底値だということ
RX100M3が素晴らしいカメラだというのはもう何年も前から知っていました。
僕にとって問題だったのはいつ買うか、という1点。
なんだかんだ言ってメインカメラはあるので、サブカメラは緊急を要していなかったのが実情です。なので、ここ数年、価格ドットコムやヤフオクを度々チェックしていました。
RX100 M1はここ2年で価格が横ばい。1年後発売されたRX100 M2は昨年2017年から横ばい傾向。ということは…M2の1年後に発売されたRX100 M3も今年から横ばい傾向になる可能性が高いです。
今年のモデルチェンジが完全上位互換ではなく、方向性変更モデルであるM6であったことも、この傾向に後押しする気がしています。
とにかく、そろそろ底値なのでもう我慢する必要がなさそうだ!というのがこのタイミングで購入した理由になります。
マグカメラ的まとめ
ということで、、まとめると画質に対してのコスパが最強なM3が底値なので買い時だよ!という話です。
・・・まあ買い時に関してはぶっちゃけ、「海外赴任が決まったのでそろそろ買っとくか」という個人的なタイミングが来たのも大きいのですが笑
使い始めて1ヶ月くらいですが、やっぱり格段に便利になりますね。ブログ的にも、ご飯や店の写真を気軽に撮れるので素材が溜まる溜まる!笑
結局記事を書くのが遅いのでリリースされないのですが、ネタや作業的には大分楽になりますね。
また、旅行で自撮りできるのが地味に助かっています。今までは三脚立てて自撮りするしかなかったので、あまり撮ってこなかったのですが、これだけ気軽だと色々撮ってしまいますね笑
結婚式もあるので、素材集めに大貢献の予感。
ということで、今回はここまでです。お読み頂きありがとうございました。